ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

オリゴスキャン(ミネラル有害金属測定)してきた

ハグロトンボ
自分に何が足りなくて、何が過剰かを知ろう。

指輪をしていたところが汗疱(異汗性湿疹)になり、かゆくて堪らないので、耐えかねて職場の最寄りの病院にかけこんだら、ひとめで金属アレルギーの懸念を言われ、初診でキレート剤(ミノサイクリン塩酸塩錠)を処方された。
パッチテストもできるけど、夏だからね(2日はお風呂もシャワーもだめ)というので、パッチテストすっとばしてキレート剤。
食事制限もできる範囲でやってみてねと渡されたのが「金属制限食指導表」。
豆類・玄米・オートミール・ナッツだめ。紅茶・コーヒー・チョコレートだめ。
缶詰もだめ、金属鍋もだめ。
水道水に至っては5分流してから使えとのこと。毎回5分も?!
金属制限食指導表 - Google 検索

どれも口にしているものだけれど、アレルギーになるほど過剰に摂取していると思えない。
仮に毎日ソイプロテイン飲んでも1日1杯、オートミールバーやナッツも1週間でカップ2程度。
玄米は5分付きにしているし、無洗米と10kg交互にしているからここ半年は無洗米だった。
むしろ豆類と玄米やめたらミネラル不足になりそう・・とか思う。
お茶もコーヒーも毎日飲んでるけど、1日1杯程度。
缶ジュースや缶ビールは飲まないから、缶詰がせいぜい週1くらい。
当然タバコはやってない。
ステンレス鍋愛用だけど、アルミはフッ素加工の炊飯鍋とホームベーカリーだけ。
水道水は、そういえばこないだ守谷市がやっと鉛入り水道管をやめるって工事してたなあ。
鉛管について 守谷市公式サイト-Moriya City

金属アレルギーには全く心当たりがないのだけれど、かゆみが出たのでその指輪を別の指にしたらその指にも症状が出ていた。私が9歳で発症したアレルギー性鼻炎と同じく、金属アレルギーは遅延型で、その人の閾値が大きいか小さいかで決まる。私にもついにその閾値が来たのかと思った。
調べると一番金属アレルギーを発症しやすいのはニッケル。
身に着けていたホワイトゴールドが怪しい。WGに含まれるパラジウム
結婚指輪はPt999だから可能性は低いけれど、ニッケル・パラジウム・プラチナは元素表で縦並びの同属。
tokyo-diamond.jp

パラジウムは銀歯にも使われてるから、ストレスがかかると銀歯が溶けやすくなって口内炎になりやすいという。
私が昔から口内炎になりやすい理由が、ビタミンB不足というだけじゃなくて、金属アレルギーだったってこと??

ニッケル・クロム・コバルト・水銀に次いで、アルミニウム・亜鉛パラジウム・ロジウムが原因になりやすいそうだ。
もしかして、亜鉛サプリのせい??
nagareru.hatenadiary.org

考え始めるとどんどん不安になっていく。
とりあえずキレート剤飲むなら牛乳(カルシウム)は一緒に飲んではダメ(効果が薄まるから)というので、サプリの亜鉛もストップすることにして、様子をみることにしたのだけれど。

このキレート剤、全く体に合わなかった。
めまいが出るかもという話を薬剤師にされたけれど、めまいどころではない。
初日にやたら便が出て、うわキレート効果ある・・・とか思ったのもつかの間。
2日目にはめまいが立ちくらみになり、3日目に吐き気・下痢の副作用で、もう無理と思った。
キレート剤は21日分でてるのに、塗り薬は1本しかでてないから1週間持たないてどういうこと?!

キレート剤をやめるにあたって、オリゴスキャンをやろう、と思い立った。
キレートの効果がどの程度ででるのかはわからないけれど、こんだけ副作用が出るってことは、何か必要なものまで流そうとしている。
3日キレートした状態が、たぶん「ほんとうのワタシ」だ。
サプリでなんの補助もない、全部流されたワタシ。

オリゴスキャンはネットで検索して、とりあえず検査だけやってくれるところを見つけたので、仕事休んで原宿まで行ってきた。
保険は効かないので12900円。今この時点の含有状態がわかる。
これを高いと考えるかは人それぞれだと思うけれど、金属アレルギーは血液検査では判定できなくて、パッチテストが一番有効、そしてそれは数日かかり何回も病院に行くという人体実験なので、やるならもっと信頼できる病院でやりたい。
楽天で爪ミネラル検査が11000円。結果が出るのに10日はかかる。
爪や髪で排出される有害ミネラルというのは、1%ほどらしい。過去1か月~3か月の蓄積だという。


「じゃあ手で計測するので、手を洗ってよく水分をふき取ってくださいねー」と言われて手を洗う。
登録された名前・生年月日・体重・身長・血液型が間違ってないことを確認して、左の手のひら4か所、光を当てるだけの計測。
計測器と繋がっているパソコンは、インターネットでルクセンブルクのサーバーと繋がってるのだそうだが、モニターが私にも見えるようにしてあって、計測した直後からグラフが出来上がっていくのがわかる。早い。

じゃ、これ印刷しますねー。
え?これで終わり?(いい商売ですなあ)

医師のカウンセリングもあるのだけれど(ネット予約オンライン支払で5000円)、後からでもオンラインカウンセリングを申込できるそうなので、自分に何の予備知識もないまま話を聞いても一方的に通り一遍の話をされるだけだなと思って申込してない。

オリゴスキャン結果(ミネラル)

赤>黄色>緑の順で、正常値から離れていることを示す。
左に伸びるほど足らず、右に伸びるほど過剰。
わかってたけど、圧倒的に亜鉛不足。
血液検査で分かってたことだけど、やっぱりショック。
この半年飲み続けてたけど、数日飲まなかっただけでこの状態。

オリゴスキャン結果(有害重金属)
有害重金属は、アルミニウム・銀・カドミウムと数値が高くて、下げるべきだろうけれど、「オリゴスキャン 結果」で検索した画像と見比べても、これくらいは日本人の平均値と思われる。
懸念のニッケル・プラチナは、標準範囲。
簡単ながら解説があるし、ネットを検索すれば親切なサイトもある。
オリゴスキャン検査結果の簡単な見方 | 美容皮膚科レイクリニック

上2種のデータを元に他にも分析結果が出ているのだけれど、亜鉛欠乏のせいで悪い評価になってるのが多い。
今回の検査で新発見だったのは、硫黄不足。
そして「硫黄との結合が十分でないため、有害金属の代謝不良(ミネラル不足)」とのコメントあり。
つまり、有害金属をデトックスするために必要な亜鉛と硫黄(硫黄を含むアミノ酸システイン)が足りてない!

そういえば、亜鉛をはじめた1月は14mg/dayで飲んでたのに、6月あたりから5mg/dayに落としたんだった。
仮に私が、標準程度の体内ニッケルでアレルギーを発症していると仮定してキレート剤が必要だとしたら、キレート剤なんか使わなくても、亜鉛システインが体内に十分な量があれば健全に代謝されるということになる。
つまり、5mg/dayでは足りないということだ。
とりあえず早々に亜鉛の摂取量を戻すことが決定。

キレート剤は大量に余ったけど返品はできなかった。
先生には再診でキレート剤はムリと宣言し、私がこれまでかゆみ止め・抗炎症作用につかってきた塗り薬と飲み薬を、処方できる最大で出してもらえることになった。
病院を変えてみてよかったのは、コレクチム軟膏という非ステロイド性の塗り薬(2020年1月に新しく承認!)を処方してもらい、それが私に有効だと実証できたこと。こちらも最大量で出してもらえた。ステロイドと抗アレルギー薬以外の選択肢ができたのがうれしい。

オリゴスキャンをしたことで、亜鉛が必要十分になれば、この「汗疱性湿疹」が発症しない可能性がありそうだと思った。
それでも代謝が十分じゃないことでアレルギーを発症する可能性があることを考えれば、今のうちからゆっくりとアレルゲン排除を考えよう。
パッチテストで陰性=安全というわけでもないらしいから、疑わしきは排除する方向で、とりあえずWGのリングはもう役目を終えたと思えた。私のジュエリーボックスに飾ろう。
今すぐにステンレス鍋を廃棄したり、銀歯を交換するわけではないけれど、人生のどこかのタイミングで、ガラス鍋やセラミック歯への切り替えを選択しようと思う。
とりあえず次の健康診断へ向かって対策して、落ち着いたら爪ミネラル検査もしてみよう。

Pt999の結婚指輪は、症状が完全に収まったらもう一度人体実験にチャレンジしてみるつもり。