ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

アレルギー対策は鼻炎でも虫刺されでも同じ薬

週末キャンプに行ったら、ブユにやられました。私の地元ではブトと言ってましたが、関東ではブヨというようです。ブユは私の人生で3本指に入る「絶滅していいと思う虫」です。

10年程前から虫刺されで腫れ上がるようになり、蚊に刺されただけで皮膚科にお世話になっておりますが、皮膚科で出される薬が、こちとら30年以上お世話になってる耳鼻科で散々色々試してきた鼻炎(花粉症)の薬と同じ・・!という衝撃。

そういえば鼻は皮膚の延長だってアレルギー科の先生が言ってたわ。元々皮膚が弱くてかぶれやすいのは自覚していたのだけれども、腫れ上がるのもかゆみがひどいのもアレルギー体質ってだけか。

アレルギー対策

というわけで、今回はキャンプ場に持って行ってたのが写真左の鼻炎用の薬でしたが、かゆみ止めの応急処置にはなりました。

塗り薬は、かゆみ止めで出してもらってるレスタミン(非ステロイド)。顔にも塗れる弱いもの。

飲み薬は、坑アレルギー薬で散々試した結果、最もつらいときに副作用(眠気)承知で飲むセチリジン。

フェキソフェナジン(アレグラ)は弱い薬なので、今回は服用せず。

という話を皮膚科にしたら、「抗アレルギー剤ですから問題ありません」とのこと。

飲み薬のセチリジンはよく効いたけど残りがなくて、塗り薬のレスタミンはかゆみは抑えられるけど、赤みや腫れが引かないという話をしたら、写真右のセチリジンとマイザーとヒルドイドを処方されました。

マイザーはこれまでも愛用しているステロイドです。炎症は短期で抑え込まないと長引くので、腫れが収まるまではレスタミン使わずマイザーにしてくださいとのこと。

マイザーのステロイドの強さとしては上から2番目(Ⅱ群 Very Strong)。同じⅡ群のフルメタネやリゾナも使ったことあるし、上から3番目(Ⅲ群 Strong )のフルコートは効果が感じられない、マイザーが一番即効性を感じる、という話を先生にしたら、以来マイザーしか処方されてません。

炎症は短期で抑え込む、というのは、皮膚アレルギーでは実感を持って納得できる話。ステロイド依存が怖いという人もいるけれど、それは長期化したときの問題であって、用法用量を守ればこれほど最強な薬はないです。「はたらく細胞」でもステロイド最強だったw

まあでもステロイド剤出してもらうときにはヒルドイドも出してもらって保湿します。

お薬は用法用量を守って医師の判断で使いましょうね~。

 

というわけで、咬まれたあとのブユ・蚊対策は以下です。

(1)流水で殺菌(あれば石鹸・熱めのお湯・消毒液を併用)

(2)かゆみ止めを塗布(弱い薬でもないよりまし)

(3)あれば内服薬(抗アレルギー剤)

(4)熱があるときは冷やす

ブユは蚊と違っていつ咬まれたかわからなかったりするので(1)の効果が薄い場合あり。だけれども咬まれた後は赤く血が出るので、すぐわかります。かゆみどめの薬は一番強いものを使うべし。です。

ちなみにポイズンリムーバーは咬まれた直後なら効果あり。持ってて何回か使ったことありますが、今回だしてみたらプラスチック割れてました。もう買わないと思う。

もちろん咬まれない対策は必要。

(1)蚊取り線香(菊花線香やシトロネラオイル使ってますが忌避用でもないよりはるかにまし)

(2)虫よけスプレー(ハッカは肌に直接・ディートは服の上から・ガススプレーよりミストタイプがすき)

(3)長袖長ズボン(薄いと服の上からやられるので注意)

(4)ワンプッシュ式虫除け(小動物がいないならテント内・車内にオススメ)

今回はショート丈の靴下でしたがズボンから入られて靴下の上をやられました。肌の露出部分は手で全身ハッカしたつもりだったのに、手の甲が咬まれたのでまさ耳なし芳一状態。うむ。次はロング靴下で軍手するわ。油断大敵です。

というか「標高の低い高原キャンプは夏にはしない」と心に誓うのでした。