ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

トイレがすべてを語る

診察の合間に
ひさしぶりに満足度の高い、私好みな静かな映画を観た。

もうこのトレーラーだけで、これはすぐに観る、と決めた。
2時間超だけど、そんな長さが気にならないくらい、どこをみても私の好きな役所広司だった。
自分の好きな映画を、公開後すぐに映画館に見に行けることを、ほんとうに幸せだと思う。
そして、こういう静かな映画を一緒に観て、感想を語れるひとがすぐそばにいて、ほんとうに「有難い」ことだと思う。

我が家ではトイレ掃除を気づいた方が気づいたときにやる、というスタンスだったのだけれど、夫が革命的トイレブラシを見つけてきて、夫が妻より先に掃除をするようになりました。
そんなわけで今は、トイレ掃除は夫、トイレの周りの掃除は妻がやっています。

2002年に四国遍路をしたときに、自分の使ったところを掃除して回りました。
特にトイレ。そうするとトイレがきれいかどうか、で施設を判断するようになる。
そしてトイレがきれいなところは総じてきれいだし、汚いところはトイレが最も汚い。ひいては民度につながる。
大学のとき、社会学の先生が「トイレの落書き」でドキュメント分析すると面白いと思ったんだけど、もうトイレの落書きってないよね、といってたのが20年以上前の話になるのだ。

桐生競艇
競艇場旅打ちでいくつか行ったけれど、桐生が一番トイレがきれいだと思う。
リピートする理由のひとつ。
今回は久しぶりに1マーク前のアクアシートに座ることができた。
12戦中7戦当たりという今までにない高い勝率で、アクアシート代と昼食代を回収。

ソースカツ丼
新井食堂のソースカツ丼。今回もいただきました。

「PERFECT DAYS」の中で、ニーナ・シモンの「FEELING GOOD」が流れていて、ああこれ「アサシン」の曲だ、と思い、一気に30年前に引き戻された。
ニーナ・シモンは、映画「アサシン」(1993) のサントラに使われてて、すごく印象的だった。
リュックベッソン監督のフランス映画「ニキータ」が好きでアメリカ版リメイク「アサシン」を観たのに、ブリジット・フォンダがかわいすぎて、ニーナ・シモンの曲が良くて、「アサシン」の方が好き。
今はYoutubeでちょっと検索するだけで、ニーナの「HERE COMES THE SUN」が聞ける。

映画館で映画見て、競艇行って12レースをゆるりと眺める。
私、大人になったんだなあって思う。
こういう大人になりたかったんだなって思う。
ああ、いい映画観たな。
こういう映画を、長生きしてこれからも観ていきたい。
こういう映画を、そのうち私より若い人たちがつくっていくだろう。そんな未来が見たい。