ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

庭園のお花見は、晴れ女を連れて行く

浜離宮でお花見
東京の桜の満開日は、浜離宮に行ってきました。

桜の花見は毎年どこかしらに行くのだけれども、寒かったり雨だったりして、車の中からドライブで桜並木を見るだけのことも多い。
私にとっては、雨でも残念に思わない程度に、慣れてしまっている。
桜の頃の雨を、「桜雨」「桜流し」と言ってそれはそれで美しいと思うけれども、たまには快晴で満開というのも見たいものなのです。
nagareru.hatenadiary.org

東京に一年ぶりに戻ってくる同僚とつもる話をしようとアフタヌーンティを予約して4月7日(日)に会うことにした。
東京の桜の開花は3月20日と言われていたのに、寒の戻りで遅くなり3月29日と例年より遅くなった。
開花から一週間後が満開になるので、約束の日がどうやら満開になりそうだけれど、日曜日の天気予報は雨。
予報がずれてくれれば、花見ができそうだけどなあと思ってたら、金曜日の予報でどうやら雨が前夜にずれて午後には晴れそう、というので、花見でもしようよ、という話になった。

彼女が「旅行で傘使ったことない」という晴れ女なのを私は知っている。
私はというと「旅行では常に折畳み傘を持っている」という雨女だけど、彼女とでかける日中は大抵晴れる(夕夜は雨)。
彼女とでかけるのは、今にはじまったことではないけれど、彼女の晴れ女っぷりをちょっと侮ってたなってくらい、晴れた。
雨で冷えた朝だったからそれなりに着て行ったのだけれど、新橋で待ち合わせして歩きながら、暑いくらいだね、と上着を脱ぐ。

ビルと桜
浜離宮は初めて行ったけれど、思いのほか広くてゆっくりできた。
きっと今頃、芝公園は混雑してるに違いないから、浜離宮にして正解だったね、と話す。
高層ビルを借景にして、満開の桜。
桜の本数はそれほど多くないけれど、枝ぶりが立派で、見下ろすほど伸びた枝が美しい。
客のマナーがよいのもうれしい。

桜を見下ろすことのできる枝ぶり
回遊型の庭園が好き。歩いてゆっくり眺められる。
そして歩くのを厭わない人が好き。
浜離宮はあまり植物の紹介をしていなくて、看板が少なめなので、この花なんだろうねえと話したり調べたりしながら歩く。
野原のように一面に青い花が咲いていて、ハナノナで調べたら「サギゴケ」だった。
ああこういう原っぱみたい庭、大好き。
ハナノナ - 花認識サービス - STAIR Lab.

中島の御茶屋は、850円でお茶菓子をいただける。
ちょっと待ったら入れそうなので、並んでみた。
外国人が多くて、入口を出口と思って出ようとする人が多くて、入口で並んで待っている間「出口はあっち」と何度も指さしジェスチャーして苦笑する。
中島の御茶屋

季節の和菓子は、何種類かあって、私は鈴蘭、連れは牡丹が提供された。
季節感があって繊細で柔らかくて美味しくて、上生菓子大好き・・・!
思いのほか回転が早くて、ゆっくりとお菓子とお茶をいただいて、庭を見ながら話しているとうっかり夕方になりかねないのでまた歩きはじめる。
庭を一周するころには2時間半経過している。
浜離宮は季節を変えてまた来たい。
アフタヌーンティのお店に入る前に歌舞伎座の前を通ったら、4階自由席が1000円で一幕見られるというので、予約。

いちごのアフタヌーンティ
アフタヌーンティは2時間制かと思ったら、2時間半になっててこれまたゆっくり話せた。
ドイツ・ロンネフェルトの紅茶は、とてもフレーバーがしっかりしていて、アッサムでもフルボディの味わい。
いちごのアフタヌーンティは酸っぱくて甘くておいしい。
酸いも甘いもっていうけれど、この組み合わせ好き。
写真に写ってないけど、セイボリーも美味しくておなかいっぱい。

アフタヌーンティのあとで30分だけ歌舞伎を見る。
おお、4階席ってこんな感じか~! 思ったより前の人の頭も気にならないし、舞台が見切れる感じがしない。
花道もぎりぎり見えるところで演じてくれるのが有難い。
演目は「神田祭」。予習してないので、こんなシーンがあったね、こんなだったね、と話していたら、別れが惜しくなり、お茶する?というので、タリーズ&TEAに行く。

タリーズは、デジタルインビテーションチケット(2杯まで全サイズ50%OFF)を持ってるので誘いやすい。それに&TEAは、お茶も美味しい。さすが伊藤園がやってるだけある。
www.tullys.co.jp

もう7時間以上話しているのに、まだ話足りないっていう気持ちで別れる。
今年の新しい仕事は一緒に取り組める。うれしい。よろしく。