ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

旅ごはんは待たない並ばない拘らない

いただきましょう、生牡蠣
宮島といえばカキですかね。旬ですし。

事前に人気店を調べたり、おいしい店を予約したり、よりおいしいものを探したりしない。
前はちょっとオサレな店とか安くて美味しいと評判の店とか調べて行ったりしたものだけど、私が探していく店より連れがその場で直感で選んだ店の方が満足度が高い気がする、と思うようになり、ある時から事前に調べるのをやめた。
下調べしたり待ったり並んだりすると、期待値が高くなってしまう。
なので、事前に調べるのはせいぜい、ここらへんに飲食店が集まってるみたいよ、というくらい。
誰かと旅行するときは「店探すの苦手だから行きたいとこ決めてほしい」と言うことにしている。

どうやら私は食べられればなんでも、というより、多少食べなくても平気、という考えがどこかにあって、飲食店を探すということが後回しになりがちだ。
でも、旅行ではここで食べておかないと次がないかも、ということがよくある。
車旅のガソリン給油に似ていて、そういう危機管理は連れの方が敏感だ。
非常食と飲料水は必ず持ち歩くし、店を見つけるのは私より早い。
私は連れが店を見つけたときに「ここでいい?」と訊かず「ここがいい」と決めてくれるのが好きだ。
そしてどうやら連れの基準は、空いていて、静かで、ゆっくりできそうってことらしい。

宿の予約では夕食をつけなかったので、チェックインの時におかみさんが夜も営業している店を教えてくれた。
その中から、高すぎず安すぎず遠すぎず酒メインでなく空いているところ。
とりあえず宮島に来たらカキとアナゴは食べないといけないらしい、というので生牡蠣2個800円の看板で決定。
生牡蠣久しぶり~というのでぺろっといただきました。

宮島定食
牡蠣と穴子。観光地価格って感じで、定食なのに3000円しますがオトナですから躊躇しません。
あたりまえだけれどスーパーよりおいしいカキフライ。
穴子もめったに食べないのでおなかいっぱいいただきました。

もみじまんじゅう
もみじまんじゅうは、せっかくだから出来立てを食べよう、というので歩いてたら見つけた「岩村もみじ屋」さんで。
椅子もお茶もごみ箱も用意してあって、座れてゆっくり食べられてよかった。
もみじまんじゅうと言えばこしあんで、粒あんを出した元祖のお店らしい。
私はつぶもこしも好きなので両方食べます。

揚げもみじ チーズと瀬戸内レモン
宮島は30年前の記憶しかないので、揚げもみじとはなんぞや、といただきます。
全然並んでなくて、さくっと注文して店内で座っていただいたのですが、食べている間に行列になってしまい、間に合ってよかったねー状態。

塩バターもみじ
「塩バターもみじ」というネーミングに惹かれて、坂本菓子舗さんへ。
カフェ併設でカフェで食べるつもりだったのだけれど、開店時間前だったので店内の椅子でいただく。
もみじまんじゅうと思うと中身がなくてがっかりしそうだけれど、カステラと思うとうまい。

旅荘かわぐち
せっかく宮島に行くなら夜の鳥居も見たいから宮島に泊まりたい、というので楽天トラベルで空いてた一番安い宿にしたのだけれど、ひさしぶりに当たりを引いた宿でした。
7室しかないラスト1を予約したので、一番狭い部屋で夕食なしプランしか選べなかったのだけれど、選べてたら牡蠣尽くしの夕食も食べてみたかったな。
キャンセルが出たというので部屋が無料でアップグレードになりラッキー。
古い建物だけれど、小綺麗にリニューアルしてあって、部屋にトイレ付なのもよかった。
風呂は家族風呂で、時間を予約したけれど、前の予約がないというので早めに入れてゆっくりできた。
贅沢に水道からのかけ流しにしてある。
水がとても柔らかい。
温泉とは書いてなかったけど肌がふわふわ滑らかになったので、何か入ってます?と聞くと地下水ですよと答え。
調べると「宮島天然水」の源泉がすぐ近くだ。シリカ効果?!
miyajimabeer.thebase.in

3階の「望楼」から夜景が楽しめるし、マッサージチェアが無料でまったりできた。
朝ごはんは一番早い時間で7時半をお願いしたのだけれども他におらず静かに庭を見ながらいただけた。
また泊まりたい宿。