家に帰る往復交通費を宿泊費にすることにした。
12月は立て続けに仕事が入り、通勤往復4時間が本当に苦痛となった。
私は睡眠時間が6時間を切る日が続くと、メンタルがやばい。
朝ごはん食べるのもつらくなり、朝ごはん食べないとさらにキャパが下がる。
折りしも数年前から本社周りにホテルが乱立して、アパやリブマックス、女性専用のカプセルホテルまでもう選り取り見取り。
カプセルホテルと言えば男性専用ばっかりだったのに、いい時代になったわ。
交通費くらいで泊まれるなら、たまには家に帰らず睡眠時間確保しよう、と調べてみると、高い。
あれ？
平日のカプセルホテルって3000円くらいの感覚だったんだが、5000円くらいする。
平日のビジホは6000円くらいの感覚だったんだが、9000円くらい。
（全国旅行支援の弊害かな？？）
そんなわけで交通費内で泊まれるところを探し、仕事のスケジュールで最も過密になるところで、気分転換に一泊することにした。
宿泊場所を翌日の勤務地の最寄りにしたので、前日20時までの業務をオーバー気味に終了してからホテルまで移動。
いやもうね、グリーン車乗りました。
JREポイントで平日のグリーン券770円→400円（キャンペーン価格）ですから。
駅弁もJREポイントで購入します。
JREポイントって、イマイチ使いどころないから、こういう特別感あるときに使う。
平日のグリーン車は空いてるわけじゃなかったけど、座ってゆっくりできた。
仕事終わってすぐごはん食べられる。うれしい。
eegeestay.jp
今回は翌日の職場の最寄りということで大宮にした。
いわゆるマンガ喫茶スタイルの「簡易宿泊所」です。
ゲストハウスに比べると、「旅」感が薄く、他人とのコミュニケーションは希薄という点で、ビジネス向き。
今回はキャンペーン価格2000円プランだったので、ホテルの内容よりも価格で決めたところが大きいけれど、本社周りのカプセルに比べて、下記の点が良かったのが大宮にした決め手。
・女性専用フロア（セキュリティカードあり）
・下段キャビンを指定できる
・ロッカーではなく、個室内に鍵付きボックスがある
・カプセルより広い
カプセルより広いという情報通り、キャビンが広かった！
ベッド横のスペースがあるおかげで、荷物をベッド上に置かずに済むところがいい。
縦型なのもポイント高くて、フェリーやゲストハウスの2段ベッドより気兼ねなく使えた。
会社帰りなので、PC他貴重品をボックスに入れて暗証番号設定。
カプセルホテルは、「ゲストハウス」というよりも「スポーツクラブ」「スーパー銭湯」の延長みたいなところが多く、つまり館内着とタオルが無料貸出される。
こちらもバッグ付き、タオル3枚（バス・フェイス・ボディ）に歯ブラシがキャビンに用意してあった。
そして、チェックインしたらすぐ荷物を全部ロッカーに預け、館内着に着替えて貸出バッグで移動、という仕様が多いのだけれど、こちらはロッカーはなく、キャビン内に私物を広げられるところがよかった。
（うっかりカーテンを開いているお隣さんの凄まじい私物の広げっぷりとか見られたりする）
nagareru.hatenadiary.org
ライトは調光可能で、読書ライトもあり、鏡も小さなゴミ箱もある。ハンガーも2個あり重宝した。
コンセントもあればテレビもあって、付属品としてはビジネスホテルと変わらないという点でゲストハウスより快適で便利。
換気扇が各個室についていて、音が気になるなら切ることも可能。
女性専用エリアの中に、シャワールーム・パウダールーム・トイレがあり、なおかつキャビンと完全に分けられており、しっかり防音してあるのがよかった。
キャビンエリアはカーペットが敷いてあり、ヒールのカツカツ音もない。
エアコンが強くて乾燥するのが難点、というところか。
（タオル濡らして干してマスクして寝た）
シャワーも時間制限なくたっぷり使えて、シャンプー等も付属されており、ブースの数も多いから他の人もあまり気にならない。
パウダールームが広くてきれいでおしゃれ！
イートインスペース（男女兼用）があまり広くないので、パウダールームは女子旅のコミュニケーションスペースと化していた。
若い外国人旅行者が多かったけど、私より年齢が上だなという人も数人いた。
まあとにかく疲れているので、飲み物だけいつでも飲めるように枕元にキープして就寝。
通常カプセル内は飲食禁止だけど、ペットボトルは可だそうだ。
耳栓無しで過ごしましたが、あったほうがいいでしょう。耳栓携帯品にしようかな。
マンガ読み放題・カレー食べ放題・フリードリンクということでイートインスペースも行ってみたが、男女共用なので館内着で行くのはちょっとね、という感じ。夜はちらっと見ただけ。
朝起きて、着替えてから改めて利用しました。
カレーは2種類、お茶漬けもある。とびきり美味しくもないけどまずくもない。
むしろ暖かいごはんが朝食べられるというのがうれしい。
いわゆるマンガ喫茶レベルのフリードリンクやソフトクリームも及第点。
マンガは棚が点在していてわかりにくい。
定番・売れ筋・男性寄りのラインナップでした。
レディコミがないぞと思ったら、女性専用エリアに置いてあった本棚だけみたい。
男女共用というよりも男臭があるので、マンガ喫茶としては利用しないかな。
マンガ喫茶エリアのマンガも、女性専用エリアのキャビンに持ち込めるので、自分のスペースで読みます。
![宝石の国（12） （アフタヌーンKC） [ 市川 春子 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/7322/9784065297322_1_2.jpg?_ex=128x128 "宝石の国（12） （アフタヌーンKC） [ 市川 春子 ]")
私は仕事で家に帰れなくて（会社がホテルをとって）外泊することが年に数回ある。
同僚が、そういうとき服とかどうするの？というので、前日と翌日のお客さんは違うから気にしないかなー、同じ場合は家に帰れなかった事情を知ってるお客さんだし。外泊するって分かってるときは下着だけは持っていく、スーツはそのままという話をした。
そんなもんかァそんなもんです。
nagareru.hatenadiary.org
ちなみにストレスがかかるとよくあることなのだけれど、夜中に目が覚めて足が熱くて眠れない、という事態になった。
ストレッチしたりマッサージしたりして、もう一度シャワーを浴びるかと考え始めたところで、鞄の中に冷えピタがあることを思い出した。
足の裏に貼ったらひんやりして、落ち着いたら眠くなったのでまた眠った。
人間、体温が下がっていく過程で眠くなるものらしい。
防災道具、役に立つなあ。あー、冷えピタ持ってて良かった。
出勤時間の15分前までホテルで過ごして、いい気分転換になった。
たまにはこういうのもいいかも。
