そういえば福袋は、片手で数えるほどしか買った記憶がない。
最後に買ったのは、10年以上前の話だ。
毎年チェックはしていて、今年もいくつかは検討してみたけど、お得だけどそこまで数はいらないな、とか、余計なものが入ってるな、とか、今あるもので足りるなと逡巡して、結局予約もしていない。
たぶんそう、そのブランドだったらなんだって欲しい、みたいな、そこまで好きなブランドがないんだと思う。
化粧品も服も、飲み物も食べ物も、それが好きでそればっかり、みたいなブランドがない。
ちょっとさみしい気もするな、と思いつつ、クラフトマーケットをのぞいたら、ずっと探してたものを見つけた。
イギリスのリバティ生地で作ったという、アクセサリーケース。
内側にフェルトクッションがあって、凝ってる。自立して置けるのがいい。
見た瞬間に、熊鈴の鈴袋にピッタリ!とわかった。
これまでも持ち運びの時に鳴らないように適当な袋に入れてたけど、もっとぴったりで、ちゃんと消音カバーになるものをずっと探してた。
自分で縫おうかと考えてたけど、手間がかかる仕事だと思って敬遠してたのだ。
熊鈴「カノン」にシンデレラフィット!
内側のフェルトクッションが消音のいい仕事してる。鳴らない。
リバティ生地というだけあって、色んな柄があって悩んだけど、リュックカラーに合わせて紫にしました。
本当にほしいものを探して、アンテナを立てておくって大事。
福袋代は鈴袋代になりました。
お得なものではなくて、探してた欲しいものを買う。
それがいい。
久しぶりに満足度の高い買い物ができた。