ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

晴天の上高地を歩く

セルリアンブルー
セルリアン、と言わずにはいられない。

上高地の散策路は、河童橋を中心に8の字を描くようになっていて、上流側(明神池側)はトレッキングシューズ推奨、下流側(大正池側)はスニーカーでも可になっている。
天気がいいので上流側、河童橋~明神(梓川右岸コース)を最優先で歩きます。
www.kamikochi-vc.or.jp

イチイの巨木
上高地らしさを痛感できるイチイの巨木。別名アララギ。やはり阿良々木という字を当てたい。阿(よく曲がった)良々(とてもよいよい)木、と読める。
湿原をあるく 岳沢湿原
湿原を歩くのは楽しい。木道も人が少なくてうれしい。
サメビタキ
サメビタキ羽根の手入れ
鳥の声はすれども、鳥は見えず・・、と思っていたら撮れました。
ヒタキの仲間、と思ってあとで調べたらサメビタキ。
熊笹
熊が出そう、というので熊鈴をリンリンさせながら歩きます。
ニホンザル
でてきたのはニホンザル。目を合わせちゃダメ、とかいいつつ、カメラ目線。
エサをあげてはいけません。人間を襲うようになるから。
土砂崩れあと
6月に土砂崩れで通行止めになってたというところ、復旧してました。ありがたい。
明神橋
無事に明神橋まで到着。拝観料払って参拝します。
明神池
池の美しさに心が洗われる。
嶺宮遥拝所 イワナか?
晴れてるし、山はきれいだし、水はきれいだし、鳥の声も川の流れも清らかで、穏やかな魚も見られて、もうなんだかものすごく大歓迎されてる気分になって、穂高神社御朱印帖買って御朱印もらってきた。
カフェ・ド・コイショ ランプの宿
神社の喧騒から離れて、カフェに入ると、オイルの匂いがした。
ランプの宿、にふさわしい、オイルランタンの空間。
珈琲800円・ケーキ800円という、通常ならば払いもしない値段をさらっと払います。
金払う価値のあるおいしさと静けさ。

午後は、梓川左岸コース。
www.kamikochi-vc.or.jp
参道
穂高神社の参道の入口。
車道ができる前のクラシックルートを通ると、徳本峠を越えたところで啓けるように見える穂高は、ほんとうに美しいだろうと思う。
左岸コースは幅も広くて歩きやすい、一直線に山へと向かう登山客多し。
上高地ビジターセンターに行ったら、「上高地のクマ」のミニトークレクチャーの時間だったので参加してみた。
上高地ツキノワグマは、北海道のヒグマとは違う。熊鈴で人間の位置を知らせるのは効果的、高い音の方がいい、クマを見下ろすことで威嚇になるので、出遭ったら背を向けずクマを見ながら静かにゆっくりとあとずさり、カメラで撮影したり音や声を出してクマを追い詰めない、死んだふりは逆に食われる、と勉強になった。
クマの目撃地点についているというマークは、上高地の散策路すべてについていた。
先月8月に、ビジターセンターのすぐそばのキャンプ場で人が就寝中のテントをクマがひきずるという事件があったばかり。キャンプ場を襲撃したクマはテントにエサがあると学習してしまったコ。捕獲されて処分されたらしい。
おそろしい、という気持ちと、クマの生息域に人間が行くものじゃない、という申し訳なさ。
そんな気持ちで宿に向かう。
まあ、遠くからならクマも見てみたい気もするけれど。
私の熊鈴・ブラスワンのカノンは優秀だから、きっとクマに近寄るなと知らせてくれるだろう。
brass1.net

パークロッジ上高地
渋温泉立山と、思いのほか高規格の宿が続いたので、上高地はできるだけ安いところと思ったのだけれど、上高地はドミトリー形式でも一泊一万円の高級リゾート。
しかし立地は河童橋周辺にこだわりたい、というので、パークロッジ上高地に土曜空きが出たところで、これだ!とばかり予約しました。
1泊2食2名1室で税込44,000円がGo to キャンぺで35%OFFで、28,600円。15,400円の補助!

lodge.gosenjaku.co.jp

ほんとは2泊したかったのだけれど、日曜の空きはついに出ず。
夕食朝食は、バイキング形式だけどほんとにおしゃれだった。
部屋は和室で、荷物を散らかして置けたし、厚めの羽毛布団が最高だった。
蛇口から出てくる水は、上高地の天然水でやわらかくおいしかった。
お風呂もなめらかでよかった。
夜の河童橋も歩いてみた。穂高連峰を見ると岳沢小屋の灯がぽつんと見えた。