ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

逆張りはこれで最後にしよう

サンライズ出雲
3度目にしてようやく、サンライズ出雲が予約できた。

サンライズの予約を最初に取ろうとしたのは、2009年だ。
みどりの窓口か旅行センターでしか予約できず、発売開始時間に駅の窓口に行けるわけないわ、というのでJTBのツアーに予約をお願いしたのだけれど、個室がどこも取れず、のびのび座席しか空いていませんでしたと言われ挫折した。
うん、のびのび座席はフェリーで似たようなの体験してるからいいわ・・、というのでその時は結局飛行機で出雲に行った。
トワイライトエクスプレス」「北斗星」が2015年、「カシオペア」が2016年に運行終了。

次が2017年。
阪急交通社のツアーがサンライズの予約に強いという噂を聞いて、この時はサンライズ瀬戸を予約。
これも予約できず。
ムーンライトながら」が2021年1月に運行終了決定(2020年春が最後)。

で、今回。
窓口かツアー予約だったサンライズが、2020年4月1日からe5489でオンライン予約できるようになった。
最後の寝台列車。そんな特集が組まれるようになった。
サンライズの受付開始は、昔も今も変わらず、運転日の 1 ヶ月前の午前 10 時。
オリンピック開催のおかげで、だんなの会社の盆休みが例年より前倒し(7/31~8/9)になった。
私の仕事の都合で、8月の頭しか休みが取れない。
お盆ピークよりは予約がとりやすいはず。
もちろん予約開始と同時に予約はできないけど、旅行会社任せよりはいいかも、というので、チャレンジ。
今回は空いてたらシングルでも予約する、というので、結局シングル2つ予約した(サンライズツインは満席)。
のが、7/1の話。7/31(土)夜に出発の便を予約した。
4回目の緊急事態宣言が東京で出され(7/12~9/30・対象は北海道・1都6県、岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・広島・福岡・沖縄、茨城は8/20~9/30)、今回のは今まで以上に拡大している、という中で、かなり逡巡。
オリンピック開催期間中(7/26~8/11)は東京には行きたくない。
だけれども、オリンピック期間中こそ関東から出たい。
帰りは鳥取から飛行機で戻ってくるので、車で羽田空港に行き、空港の駐車場に駐車。
オリンピック期間中の6時~22時は首都高の料金が一律1,000円上乗せなので、渋滞回避のためにも6時前に羽田につき22時以降に羽田を出るという早朝深夜移動。
みんなが自粛しているときこそ旅行する、という逆張りを、これで最後にすることにした。
あとから振り返ってみても、まああれが最後だったなと思う。
ちなみに東京駅出発までの日中は、平和島競艇のグループ席で過ごしたのだけど、えらい空いてて快適だった。

東京駅にてサンライズ出雲シングル
東京駅の入線時間21時40分。
多分、今までの旅行で一番旅情感があったと思う。
20時で東京駅の店が全部閉店して、嘘みたいなシャッター通り
誰も話さず、待合の椅子に座って、ああみんなサンライズを待っているんだなと思う。
津軽海峡・冬景色」の歌い出し、「上野発の夜行列車」の気分になった。
季節は真夏で、まったく逆方向なのに。
そして私は、別れるのではなくて、会いに行く。

サンライズ出雲チケット