前回のおはなし「レインボータワーが解体される3日前の話」
パノラマタワーの竣工が昭和45年。レインボータワーの竣工が昭和48年なので、パノラマタワーの方が3つお兄さんです。回転昇降式展望塔。ほぼ同型。レインボータワーにはもう乗れないので、パノラマタワーに乗りに行きます(佐渡フェリー乗るまえ)。
彌彦神社は、越後一宮。堂々たる、しかし静謐な佇まい。初めて弥彦山に来たときは、彌彦神社が一宮だと知らずに参詣したのだけれど、これはアマテラス直系と思った。そしてほんとにそうだった。弥彦山の麓に山に抱かれるように神社がある。神社の前には温泉がある。そして神社のためにわざわざ鉄道が引かれてる。愛されてるなあ。
新潟の広大な平野の、しかも海岸線に立ち上がった山があれば、そりゃそこは神が御座す場所と思う。私でも思うくらいだから古代の人はもっと感じたと思う。プレートテクトニクスとか後付け理論で納得してもなお、そこに神の意志を感じる。
ロープウェイに乗って、御神廟(奥宮)まで参拝。ゆっくり歩いても徒歩15分ほどです。彌彦神社はここでも御朱印がいただけます。
かろうじて佐渡が見えるのは、風が強いせい。ロープウェイに乗った場合、レインボータワーに乗るにはインクラインにも乗る。もちろん全部乗るつもりで来てるのだけど、でもなんかここにきて、すごい既視感を覚えて、インクライン乗り場のおじさんに「パノラマタワーって今日乗れますか?」と聞いたら、「今日はだめだと思うよ、風速15m超えると動かさない」という。そういえば前回来た時も、同じ話をした気がする! 前回弥彦山に来たときインクラインには乗ったのは覚えてる。でもパノラマタワーには乗らなかった。でも乗らなかったんじゃなくて乗れなかったんだ・・。
ツリーパフェ食べて気分を紛らわす。
うん、仕方ないからまた来る。
というわけで、日を改めてまた来たのでした(佐渡フェリー降りたあと)。雨が降ってても風がなければ動かしてくれるみたい。天気良くないですがいいですか?とチケ売り場のお姉さんに言われつつ。いいんです。今乗らないと多分次がない気がする。というわけで私たちだけのために動かしてもらいました。
とりあえず一番高いところに到達するまでは何とか視界が確保されてた。駐車場にとめた私の車が見える程度には。海風が山にぶつかって雲が誕生する様。昔、理科の授業で見たあの映像と同じでした。下りはもう真っ白、まあなんとか間に合った感じです。まあこれはこれで面白かった。
昭和天皇が来られた時も眺望が悪かったみたいだけど、陛下は「霧がとても美しい」と言われたそうで! 私もこれから真似させていただく。霧がとても美しかったです。
おまけ