3代目のテントはドックドームにしました。
トレイルトリッパーIIを2008雪峰祭で16000円で手に入れた身としては、金額が単純計算10倍の商品です。まあそういう恩恵も含めて、この際定価で購入して、がんばれsnowpeakってことで。ドックドーム購入資金として貯めに貯めておいた商品券で購入です。
色々なテントを使い分けている人もいるけれど、うちは基本「これひとつで」という考え方。2代目テントのTT2が雨漏りをはじめた頃から、海外メーカーも含めて色々調べてみたけれど、我が家の条件を兼ね備えているのはドックドーム以外にないのでした。2013年12月発売。発売当初から目をつけていて、案外製造ラインからすぐ消えそうな「新定番」だと思ったけれども、TT2より長く販売してくれています。2016年12月からアイボリーが増えましたが、汚れカビが目立ちそうなのでこちらは対象外で。フライがリップストップになるので2万円も上乗せされる60th限定版ももちろん対象外。
- フレームは細く・自立式であること
キャンプを10年以上しておいてなんだけれども、太いポールやフレームには触りたくないというのが本音です。ましてやスチール論外です。地獄の集団教育テントを思い出す。我が家で一番太いポールはペンタ用に購入したライトタープポール150(直径14.5mm)。ドックドームは直径11mmです。細い!しなる! 美しい・・・・。
- インナーが吊り下げ式であること
1代目のスリーブ式テントで散々雨撤収をした結果、インナーは吊下式というのが2代目のテントを選ぶときの必須条件になりました。雨男雨女のキャンプは当然晴れる方が珍しいわけで、3代目でも当然吊下式になります。ドックドームのインナーは他のに比べると、てろーんとしたところがなくて、ぴんと張れるのがかっこいい。
- インナーの中に、ギアが全部入ること
2代目テントは2人用だったから、インナーテントに服・布・寝袋類を入れるのが精いっぱいで、ギアは当然前室。グランドシート2重にしたりしてギアを雨から守っていた。3代目テントを買うなら、ギアは全部インナーに入れたい、と思うようになった。インナーの半分が寝袋、半分はギア。つまり大人4人が寝られる広さのインナーというのが最低条件になった。ドックドームは6人用(大人2子ども4)。
ドックドームユーザーのレビューを読むと、シェルターとしてフライだけの使用や小さなインナーテントをカンガルーさせている人が圧倒的に多い。でもコットを買うつもりはないし、インナーは大きい方がいい。
広い。大人二人だとこんな広くなくてもいいかな、ってくらい広い。うちのギアを全部並べても大の字でごろごろ寝転がれる。
うちのギア袋一式。
ガスピアを置いても余裕。
- 前室が欲しい
2代目テントで前室に銀マットを敷いてグラウンドスタイルをするようになると、雨の出入りの時には当然銀マットが濡れる、という事態になった。まあできれば入口を開けたら雨がなだれこんできてもいいように、前室は土間として利用したい。つまり靴しか置けないような前室は却下。
さらにうちは炭火料理なので、料理は土間(前室)でしたい。ドックドームの前室がどれほどかと心配しましたが、うちの料理道具一式並べられるくらいは余裕でした。炭火は火消し壷に入れるので、眠るときは焚き火台も全部前室に入れます。基本テントの外に一切キャンプギアを置かない。
- メッシュシェルターが欲しい
虫を気にせず、風を入れたい。インナーからも外の景色が見たい。テントにそんな要求をするようになった。
我が家のテントは基本、基地としての利用が多い。テント地を拠点としてカヌーしたり、トレッキングしたりする。つまり同じところに連泊スタイル。
1代目では1泊ごとに移動するというキャンプだったので、そういうのも見越して2代目はツーリングテントだったわけだけれど、実際のところほとんど移動していないので、3代目を購入するときは、多少大きくてもいいから、長居が快適なテントと決めた。
昼寝が快適なテント。ちなみにルーフシートは未購入。ドックドームの天窓は素敵だけれども、気温上昇は避けられないので、手持ちのサイドウォールをルーフシート替わりにした。結構快適。
- ドックドームの難点
ドッグドームは前室の入口の傾斜がきつくて、開け閉めの体勢がきつい、結露しているときに開けようとすると、フライにあたって濡れるのが難、というのを散見した。まあもちろん結露はセームで拭いてから開閉すればいい話だけれど、開け閉めは確かに遠いな、と思ったのでロープつけてみた。
まあとりあえずコレで。
大きいテントだから、ペグ打ちや片づけでたたむの大変そう、と思ったけど、まあ考えてみたら今までのTT2+ペンタと変わらないかも。というかテントで完結するので、タープ張る機会が減りそうです。