ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

休暇村裏磐梯キャンプ場

昨年9月に不動滝探勝路、10月に五色沼自然探勝路・中瀬沼探勝路・レンゲ沼探勝路と歩く。裏磐梯は探勝路がたくさんあるなあ、といろいろ調べた結果、来夏は雄国せせらぎ探勝路を歩いて、ニッコウキスゲを見に雄国沼に行こう!と思い立ち、下調べをしていたのでした。

 

地震とか津波とか原発とかあって、避難所になっていたり風評被害もあるということだけれども、私としてはそういうの無関係で楽しめたらいいな、と正直思っている。被災したから応援するとか、放射能あるから敬遠するとかいうのではなく。キスゲが見たいと思ったから行く、探勝路を歩きたいと思ったから出かける、そういう感じで。

 

今回はカヌーなしなので、せっかくならば高原キャンプ、と休暇村キャンプ場に行きます。今はここしか電気と水を通していないと案内されたDサイトは、区画だけれど誰もいない。さすが平日の金曜日!

もうここがベストビューポイントだろうという特等席にテントを張ります。

磐梯山!

高原独占!

テントからも磐梯山!

ビバ平日。磐梯山独占。

前日の雨のせいか、芝は濡れていたけれども、水はけがよさそうなところにテント。どうせ誰も来ないので区画とかちょいと無視した感じに。

そしてこの日は電気は切られてましたハイ。トイレは簡易水洗なのだけれど、たぶんあそこでブヨにやられた。ポイズンリムーバー大活躍。

昼寝して夕飯つくって、ホタルいないかな~とキャンプ場内を歩いてみたけれど気配ナシ・・。残念。

 

翌日は探勝路。雄国沼は例年に比べると嘘のように少ない人出らしいという情報を聞き、シャトルバスがあるからそっちは人気だろうけれど、探勝路の方はそんなに混んでないだろうと高を括っていたら、8時駐車場満車。というか路駐の列の凄いこと。ごめんなさい。早起きすべきでした。

せせらぎ探勝路・雄子沢登山口駐車場

仕方なく我々も駐車場から数百m離れて路肩駐車。

年齢層高い~。みんなすごい登山ルック~。と、尻込みしつつ登り始めます。

せせらぎ探勝路は、雄国沼から桧原湖へと流れる雄子沢川に沿って登るのだけれど、川見えず。でも川のせせらぎ音は絶えず聞こえてきます。いい感じ。沢が多くていくつも渡る。沢の水がきれい~♪ 連日の雨のせいでぬかるみ多し。要注意。

ギンリョウソウが咲いているというので、キョロキョロしながら歩いていると、なんなく発見。

銀竜草

素敵!

ギンリョウソウは、梨木香歩の「西の魔女が死んだ」で登場していて初めて知った植物。一度この目で見てみたいと思っていたから、至極感動。

それもあちこちに咲いているので、嬉しくなります。植物のアップ写真を撮りながらちんたらちんたら歩いていると、おばさまたちに抜かれる抜かれる・・・。

片道1時間とかいう所要時間を倍かかって雄国休憩舎に到着。雄国休憩舎から対岸のニッコウキスゲが見える。黄色いじゅうたん!凄い! 雄国沼沿いを歩いて、メインの木道があるところまで行きます。この雄国沼沿いの道でもニッコウキスゲの群生が見られて感動。

ようやくメインの木道に到着。もう一面ニッコウキスゲ!すごいベストシーズン!お天気もよくて言うことナシ。ワタスゲやサワランも少し咲いてて嬉しい。

一面、ニッコウキスゲ

それにしても人多いー・・・。狭い木道に三脚立てるのやめよう。ほんと狭い木道で座ってランチとかも閉口ものだわー。

感動を胸に仕舞いつつ、帰路につきます。帰りは思いのほか早く帰れたので、いつものsio-yaラーメン。うまいー。そしていつもの湖望でゆったりお風呂。あーしあわせ。

 

2日目の夜は、休暇村ホテルのホタル観察に参加。ひとり500円。バス移動。

裏磐梯の川はどこにホタルがいてもおかしくないって感じに自然豊かな川だけれども、ホタルの気配をあんまり感じられなくて、お金を払ったらどこに連れて行ってくれるのかな、と思いきや、某所私有地。うわー。もうこういうとこじゃないと見られないのかなあと残念に思いつつ。

ホタルはいました。綺麗!

ちゃんと野生らしい。ホタルがG並の生命力だったらよかったのになあ、と毎度の願いをこめつつ就寝。

 

3日目は曇り。

私の経験からいっても最終日は雨なので、さっさと片付けて撤収です。

帰りは東北道を使ったのだけれど、東北道自衛隊ががんがん走ってて、被災地を往復してた。がんばろう。私は私でがんばるから、がんばろう。むしろ早々に1000円が終わってくれたおかげで、これから気軽に高速ドライブができそうです。