ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

布ナプキンとあかね薬効手染

布ナプキンとあかね薬効手染

布ナプキンを使い始めたのが2003年3月なので、もう4年経とうとしていることに気づいてびっくり。ケミカルナプキンはゴミも出るしカラダが冷えるし肌荒れするのでもう戻れないです。

手作りした布ナプ12枚は作った当初に2枚を友人にあげたので、10枚で使いまわし。ネル地は良い感じにくたびれ感が出ています。吸収力とかは問題なしなのでもう少しこのまま使いたい。でも洗っても落ちない黄ばみが出るようになったので、染めることを決意。下調べして準備はしたものの、ほったらかしにしてたのでした。

薬効手染という言葉はアルデバランさん(参照)より。茜の薬効は「浄血・保温・体全体の活性化」だそう。布ナプには最適。手染めキットの販売もしているけれど正直高いし、黄ばみを隠すためにも仕上がりをもっと濃くしたかったので買わず。染め方(参考)を倣わせていただきました。

ジョイフル本田で材料をそろえる。

染液用 あかねチップ 100g 630円

媒染液用 草木灰 500g 262円

あかねはちょっと高い気もしたけれど、通販は送料もかかるしまあいっか。1000円内で解決。

前日からあかねを1リットルほどの水に浸し、草木灰はバケツに6リットルほどの水によく混ぜて置いておく。媒染液はこの上澄み液を使います。

布ナプは前もってよく洗濯して乾かしておいた。

吸水中 染める前の吸水中。

染液 出来上がった染液。

染液は2~3リットルほどで20分煮出すのを3回やって6リットルほど作成。総ステンレスの6リットル鍋は一人暮らしはじめてすぐ買ったキャンプ用の入れ子(これ)、でも6リットル鍋なんて麺茹でるときくらいにしか使わないやと思っていたけれど、総ステンのおかげで石鹸づくりにもつかえるしこうして染めものにも大活躍でうれしい。

染液を漉すのには網だと染まって大変だったので使い捨て水切り袋(ネットではなく不織布)を使用。もちろんゴム手袋必須。

染液1回目 染液1回目。

媒染1回目 媒染液1回目。

茜は濃く染めやすいらしいけど、びっくりするくらい染まる。

でも薬剤を一切使ってないので、色落ちは早いかもしれない。

布ナプ洗いには

一晩水につけおき→石鹸手洗い→週末までアルカリウォッシュにつけおき→石鹸手洗い→週末洗濯機洗い

とやっているので、堅牢度を出したい。

染液→媒染→染液→媒染→染液の3回重ね染め。

最後はよく洗って日光消毒。

日光消毒後

きれいに染まった。いい感じ。

これが色落ちしてきたら、そろそろ新調しようかな。

鍋は重曹に一晩つけておいて、石鹸と重曹研磨でほとんど落ちました。さすがステンレス。

草木灰はもともと土壌改良剤なのでプランターと庭に撒いて混ぜ、あかねは生ゴミ処理機にかけて肥料に。染め終わった染液と媒染液もプランターと庭に水遣りを兼ねて撒いた。こうやって自然に還せるのもエコだし、始末がラクでいいね。