飲み会の幹事をしたら、店長が出してきた名刺。上司お気に入りの店に一緒にランチに行ったら、会計時に渡されるポイントカード。行きつけというほどでもないけど、たまに行くと渡される店の割引券。コンビニで0.1秒単位で手際をよくしている店員が何も言わなくても入れてくれる、はし・ストロー・フォーク・スプーン。
そういうのを、受け取るのを断るのをやめている。
「結局はごみになるから」「もらっても使わないから」「環境のために」「社会貢献」と思って断っていたこともあったけれど、「ごみをもらっている」という意識よりも「意識高い系を気取って」「相手の好意を無下にしているような気がする」気分の方が嫌だった。
スーパーのレジ袋も「袋いらないです」と言ってたこともあるけど、手が自動的にレジ袋を入れるよう訓練されている店員さんが多くて、断っても入ってたりして、それを返すのも面倒でもらってたりした。そこまで訓練された方の手をとめる方が申し訳ない。
だから「レジ袋はいらないよ」カードができて言う必要がなくてよかった!と思っていたら、茨城県ではレジ袋有料化がはじまって、カードを出す必要もなくなった! レジ袋有料化万歳。これぞマイバックをもってきた甲斐があるというものです。
参照:平成21年7月1日からレジ袋無料配布中止(茨城県HP)
もらってしまうものを「ごみをもらっている」と思わないことにした。
参照:雑がみについては、古紙としてリサイクルできる「資源」であり、資源物として出していただくようお願いしております。(守谷市HP)
守谷市では、紙は資源ゴミなので、資源と思っている。
コンビニの割り箸は、間伐材だからむしろ消費すべき。
ストローが渡されるような商品はコンビニで買わないでスーパーで買う。
フォーク・スプーンは、会社の給湯器・冷蔵庫の脇の「ご自由にお使いください」に追加しておけば、必要な誰かが使ってくれる。
レジ袋はあればあったで使うし、増えすぎたときは回収ボックスに持っていく。
参照:お客様がご不要になったプラスチック製品やレジ袋の回収をはじめました。(ホーマックHP)
ちなみにマイボトルは電車通勤で使うのをやめたし、マイカップを自席で使うのもやめた。
守谷市はペットボトルも資源だし、プラスチック容器も資源だから。重いボトルを持ち歩くストレスよりも、買ったものを持って帰って「資源」にする方がいい。マイカップをうっかり片付け忘れてクリアデスクと指摘されるストレスよりも、紙カップ回収に入れるほうがいい。洗う水道や洗剤の問題もある。
参照:平成24年4月から、プラスチック製容器包装・ペットボトルを新たに資源物として回収しています。(守谷市HP)
物を買えば経済は回るし、ちゃんと分別すれば資源になる。そっちのほうが社会貢献かな、と思うようになった。
自分からもらいにいくこともないけど、断りもしない、そういうスタンスでいることにしている。もらえるものは「ありがたく」もらう。
なので配布ティッシュは(基本避けているのに)いつのまにか受け取っている(と思うくらい配るのがうまい人のは受け取る)ので、ポケットティッシュは基本買わない。
いやこれって単に、他人との会話が面倒なだけかもですけど。
ノムラモミジの種がかわいい。
中古の家は、そういう私のスタンスの究極だと思っている。
新しい木を植える気はない、だけれども誰かが手放したものを、できるだけ最後まで全うさせたい。
だから、新品を買いに行く前に、中古の方がいいかも?って考えてみる。新品が嫌なんじゃない。新品もいいけど「中古の方がもっといい」を好む。
ノムラモミジは一年中赤い。だけどよく眺めていると、季節によって緑が濃かったり赤が鮮やかだったりする。そういうことを手放したひと以上に愛でてあげる。