ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

フォーミュラ・ニッポン2007(第3戦)inツインリンクもてぎ

97年にオープンしてから、一度は行きたいと思っていたツインリンクもてぎ。なんだかんだと行かずに、はや10年。

たまたまラジオでフォーミュラ・ニッポンの宣伝をしていて、それを聴いて行きたくなった。

日本独自の規格で行い、車体やエンジンの性能差はほとんどなく、ドライバーの腕やチームの采配が見所。誰が勝つか一番予想できないレース。日本最速の男・決定戦。ほうほう。

カーレースの観戦はもちろん初めて。予備知識は「capeta」(by曽田正人)くらい(笑)。

チケットはとりあえず初心者なのでパドックやピットウォークはなし。コースサイド駐車券も魅力的だったけどなし。予選・決勝2日間有効の一般自由席の観戦券のみ購入。

予選A席

サーキット場は屋外ということで、暑いことを予想して行ったら、予選はお天気が悪くて寒かった!

傘は持ってたけど、ウィンドブレーカーとかレインコートとか必須だった。まあたくさん売っているのでその場で買ってもいいんだけど、家にあるので買って増えるのがいやで意地で買わず。さむいーといいつつ観戦。(しかし晴れ間が覗くといきなり暑い)

予選は、くもり~小雨~大降りを繰り返していて、路面温度とか雨の状況とか逐一場内アナウンスされる。WET宣言が出されてタイヤ交換もあり、ピットは大変なんだろうけれど、初めて観に行ったわりにいろいろな状況が見られて面白い。

カーレースとしてはそれほどの人気ではないらしく(?)、席取り合戦とかせずに済んで、グランドスタンドのA席から全戦見られたのが良かった。

フォーミュラ・ニッポン(FN)以外に、INTEGRA戦・FCJ・F3といろいろあって、観る前は車の違いなんてわかんないやと思っていたけど、全然違うことが分かった。FNに比べるとINTEGRAのなんと遅いこと!(いやFNが速すぎるだけ)INTEGRAは来期からCIVICになるらしく今回で最後とのこと。えーINTEGRAの方が好きなのにな。

先導車がNSXだったりして、NSXがこんなところで仕事してる!とか細かく興味深い。

強いチームがどこかとか誰が優勝候補とか全然知らずに行ったけど、パンフを読んだり場内放送を聴いてるとだんだん分かって詳しくなってくる。あれがチーム応援で、これが選手グッズかーとか分かってくる。ふと気付くとサイン入りTシャツやサイン入りキャップを身に着けて応援に来てる人とか多い。うわー。

ところで最近買った双眼鏡が大活躍だった。

いやー買って良かった~!さすがに選手の顔まではっきり判別できないけれど、アストロビジョンでカメラ拡大した画面よりはっきり見られるのがうれしい。ラストにガッツポーズしながら入ってくる様子とかわかるし、クラッシュした車の様子とか見える。ピットのタイヤ交換の手際の良さとか見られてどきどきする。

予選では今期初の試みというスペシャルステージが面白かった!

一台ずつのワンアタック。一発勝負。

ブロックや追い抜きなどの駆け引きは見られないけれど、障害のない純粋にタイムで競うというのは見もの。何箇所か毎にベストタイムとの差がプラス・マイナスで出て、それが1秒以下の差で決定的な違いがあるのがわかってよかった。

歴代asimo

観戦の合間にツインリンクもてぎ内施設を堪能。ファンファンラボでは歴代asimo。これ見たかったのよー。asimoは何度か見たけれど、P3以前を実物で見るのは初めて。もう10年以上前にはじめてみた2速歩行の映像を思い出す。あの気持ち悪いほどの滑らかさ!

マクラーレンホンダ

Honda Collection Hallでは、歴代の本田車を堪能。(置いてあったのはほとんどバイクだったけど!) 私は特別本田ファンではないんだけれど、父が本田車しか乗らないので、私のお気に入りだったシティとか見つけると懐かしさこみ上げる。

カーレースに使った車体とかもご丁寧にふっるいのから全部残していて、驚く。私ですら知ってる日本全盛時代のマクラーレンとか当然あるしね。こういう古いのを残しているのはえらいなあ。失敗作もホンダのチャレンジ精神とかって残して展示しちゃうとことかすごいなあ。

決勝B席

翌日は決勝。快晴の全開走行。

風が強くてやっぱり寒い。傘を風除け代わりにして観戦。晴れてもウィンドブレーカー欲しい。また反省しつつ。

イベントで行われた「マスターズ・オブ・フォーミュラ」が面白かった!

メンバーには、私ですら知ってていまや監督となっている中嶋悟星野一義が参戦。

短いコースだけれど、エンターテイメント性高くて場内を盛り上げる。

あと

1988年に中嶋悟がドライブしたというF1のロータス100Tのデモ走行。ターボ音を是非聞いて欲しいということだったけれど、エンジンの駆動音やキュイーンという高音が聞き取れて興味深かった。デモ走行のドライバーは中嶋悟だったんだけど、ブレーキングで180度回って見せたりしてくれて驚かしてくれる!

Honda Collection Hallに飾ってある車を動かしたということだけれど、20年前の車が現役で動かせるメンテナンス力ってすごいよねえ。

決勝レースは300キロということで62周も回る。1回必ずガソリン補給とタイヤ交換。ピット作業も真剣に魅入ってしまう。それにしても2時間近く走り続けるドライバーの集中力スゴイ。駆け引きやコーナリングがあちこちで展開されるが、グランドスタンドからはS字コーナーとか見えないのでアストロビジョンで見るだけ。うーん次回はグランドスタンド以外からも見たいかもしれない!

さて、予選決勝と2日間かかるので宿泊はツインリンクもてぎ内キャンプ場を利用しました。

ステイエリアという駐車場に無料でテントが設営できるとこもあるのだけれど、先着順なので混みそうだし、男ばっかりで怖いし、トイレとか無いようで、なんだか殺伐としそうで敬遠。

キャンプ場の空きを訊いたら空いているとのことで予約。

ハローウッズオートキャンプ場。

ビックイベントのINDYMotoGPなんかは、値段もトップシーズンが適用なので、イベント中だから高いかなあと思ったけれどノーマルシーズン価格。林間サイトは3500円。

なんとこの価格の中には1泊分(2日分)の駐車料金と入場料も入っているというから驚きだ。しかもJAF割で1割引。うれしい。

さぞかし混んでいるだろうと思ったら、なんと林間サイト独占!

林間サイト独占

オートキャンプ場というと、電源付のいかにも多人数でバーベキューやります!みたいな個別スペースしかないところが多いけれど、このキャンプ場は林間サイトみたいな少人数向け・バイカー向けのエリアがあるのが嬉しい。

温泉施設はないはないけれど、管理棟でシャワーを使える。シャワー室はきれいだし、3分100円とかお金かからないのが嬉しい。混んだらどうかしらないけれど、かなり気に入った。

キャンプはやっぱ梅雨入り前がいいね。虫もいないし混んでないし、いやいや連れてこられたような子どもも少ないし。

今回のキャンプでは初・エアベッド利用。

テントにぎりぎりかなーと思ったけれど余裕で入った。電動なので楽に膨らむのも嬉しい。天井が低くなってしまうのは難だけれど、固いところで寝るとおしりが痛くなってしまう私としてはもう天国のような寝心地。

今回はグランドシートも良いのを敷いたおかげか、結露がほとんどなし!

いつも結露を心配しているだんなが大喜び。うれしい。

そういえばレースの合間には結婚式をしているカップルがいたりした。

S2000をオープンにしてコースを走るのです。前にビデオで録画する車、うしろに親戚関係者が乗るバス。観戦中のみなさまに手を振って去っていく。おおー。

これは本田好きやレース好きにはたまらないのかもしれん。

あとお兄ちゃんたちがすごいカメラを持っていると思ったら、車じゃなくてレースクイーンに群がっていた。おおぅ。そうだよね、あれはまあ1カテゴリとして存在するものだよね。もてぎエンジェルが残りタイムを掲示していたりレースクイーンが選手に傘をさしているのを見て、あー仕事してるなあ、と無意味に感嘆。

次回はレースのない日に来て、おとなカートとかNSXに乗ってレース場を体験走行とかしたい♪