ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

青木湖 大向キャンプ場

約8年乗っただんなの愛車・アルシオーネSVXをついに手放すことになりました。H3年車ということでハタチも過ぎ、走行距離も22万キロを突破。もうすっかりおじいちゃんになっていて、エアコンは効かないわエンジンは不調だわで、だんながいろいろ手を尽くしておりましたが車検の値段がフルレストア状態の価格となり、ついに断念。手に入れてからあらゆる遠距離ドライブの旅に連れて行ってくれました。ありがとう。なんでか知らないけれども、ならまた湖にキャンプに行ったとき(参照)に撮られたらしい写真がホームページのトップ絵になっているので記念にリンクしておきます。(参照:ACAならまた

で、車が無いと生活できないので、次の車になったのが、同じスバルのレガシィランカスター。キャンプにふさわしいアウトドア車ぽくなりました。

そんなわけで7月の3連休は遠出をしたいね、というので決めた先が青木湖。予約をせずに突入、駄目だったらそのとき考える、という適当ドライヴです。

せっかく手に入れた車なのですが、そういえば車の写真撮っていません。また次回(苦笑)。

 

出発初日は朝3時くらいに出ようと思ったのに、すごい雨。部屋から荷物を出す気になれず2時間出発を延期。少し遅い出発になってしまったので、高速道も少し混んでいましたが、なんとか渋滞も通り過ぎ、長野まで行くことができました。今まで長野方面は渋滞回避方法が見つからないというのもあって、敬遠してたんだけれども、ほんと、長野遠いわ~。

 

青木湖は、いくつかのキャンプブログを読んでいていつか行きたいと思っていたところ。西側にキャンプ場が集中していて、場所の区別がよくわからない。事前情報で、第一候補を青木荘、第二候補を大向キャンプ場に決める。

青木荘は「青木荘キャンプ場」と「青木荘テント村」の2つのキャンプ場を経営していて、テント村の方がオート専用、というので、先にテント村に行ってみたのだけれども、受付に行くまでの看板に「無断駐車禁止」「場内見学お断り」といろいろな注意事項の看板を発見・・・、受付のおばちゃんは電話中でその電話の会話も感じ悪い、もうここはやめよう、というだんなに同意しつつ、目の前でUターンしたら何言われるかわからないから聞くだけ聞いてみよう、と空き状況を聞いてみる。3連休なのに予約ナシで来るなんてありえないという顔と対応をされて、心の中で言おうと決めていた台詞「じゃいいです」を速攻出して引き返す後ろから「この先に他にあるからそっちで探して」と追い討ちをかけられる。これで「青木荘キャンプ場」の受付にも行く気を無くした。あーあ。

もう青木湖自体に嫌気が差しているだんなをなだめて、大向キャンプ場へ。

 

大向キャンプ場は20サイトも無いと思われるこぢんまりとした区画のキャンプ場。空いてないだろうなと思いつつ行ってみると、受付では気さくなおばちゃんが、「端っこだけど1つだけ空いているよ!静かでいいと思うよ!見てみる?」と言ってくれるので、少しほっとして案内してもらう。

確かに端っこだけど湖畔だからカヌーをエントリーできるし、オートじゃないけどすぐそばに車を泊められる。これならいいかも!とだんなも機嫌良くここに決定。

料金は大人1人800円×2人×2泊・車1台500円×2泊で計4200円。うちは幕が小さいから、テント代・タープ代じゃなくて人数精算なのが嬉しい。ゴミも捨てられるし、炊事場もトイレもきれいに掃除してある。トイレは簡易水洗・ペーパーはナシ。おばちゃんの面倒見のよさもよかった。

 

初日の天気は、予報どおりというか雨曇。なんとか降ってない間にテントを張るもぱらぱらと降り出す。初日のカヌーは諦めて、タープの下から湖を眺める。風が全然なくて止水そのもの。鏡のよう。雨が降ると雨の輪が水面にたくさんちらばる。テント内でだらだらと昼寝。雨音聞きながらの昼寝は贅沢だわ~。

今回は、妹からもらった桃と家から持ってきたお米・家の冷蔵庫に残ってた野菜、あと途中のコンビニで卵を調達したくらいで、食材があまりない。でも場内の駐車場所が、頻繁に車を出し入れできるようなとこじゃないのでもうチェックアウトまで動かしたくない。

どうしようかな~と思っていたら、車の中の非常食がそろそろ期限切れなのを思い出して、今回のキャンプで非常食を全部食べちゃうことにする。非常食キャンプ。缶詰5缶・アルファ米3袋・インスタントスープetc、2泊3日は足りる。

キャンプ久しぶりすぎて、備長炭が吸湿しまくりで、全然火が熾せなくてだんなが苦労してた。今回で備長炭は終わりだし、また岩手切炭に戻して、うちの定番は切炭かな~。

 

隣のテントの人が、毎年?青木湖に来ている常連さんらしい。蛍がいるという情報を教えてもらい、色めき立つ。でも夜にいきなり漕ぎ出すのは怖いので明日の夜にしよう、と決めて初日は就寝。

 

2日目も朝は小雨。でもがまんできずにカヌー出艇。曇りでも雨でも青木湖はきれい~♪ さすが流入河川のない湧水だけの湖。午前中に北半周、午後に南半周。午後になって晴れてきた♪ 風も波もぜんぜん無くて、うちのダッキーでもすいすいすすむ。

青木湖

青木湖は湖に枝が伸び出していて、こんな感じの木のトンネル。小雨なので雨宿りしながら、蛍がいるのはこんな感じのところかな~と想像してみる。

水力発電

水力発電の取水場所か?

水力発電

水力発電放流口

量水標

量水標の目盛りが読めないけれど、冬は発電用に取水するからかなり水位が下がるらしい。

水門

下流の中綱湖(なかつなこ)へは水門があって進めない。

ヒメマス増殖

姫鱒増殖センターと書いてある。増殖増殖♪ カヌーの上からも魚がたくさん見られる。そのたびにヒメマスか!?と浮き立つ我々。

ジュース休憩

対岸の青木湖アウトドアクラブに上陸して、缶ジュースを購入。休憩。

上陸ポイント・珈楽待 珈楽待

午後は、午前中に見つけたカヌー客も歓迎っぽい喫茶店に上陸。カヌーはロープでつないでおきます。いや正直、湖から見たときは看板だけの潰れた喫茶店だと思ってたんだけど、行ったらちゃんと営業してて、そば等の軽食も食べられる。ケーキセットを頼んでまったり。大町市が発行している「信濃おおまち水紀行」という観光パンフレットが置いてあったので読んでいると、ホタル鑑賞クルーズ(7月中旬~8月中旬)と書いてある。やっぱりいるらしい!

TT2+ペンタ

湖からパチリ。今回は雨仕様で小川張り。

TT2+ペンタ

陸からパチリ。左は青木荘キャンプ場との仕切りがあって、青木荘の物置があるのでがっかり感があるが、右のサイトとは木で仕切られているので区画感が少なかったです。

夕食を早めにとって、20時前に出ると思われるホタルに備えます。待ちきれなくなって19時に出廷。風も波もなく水面穏やか。これなら夜に漕いでても大丈夫そう。まだ明るいけれども、ゆるゆると予想ポイントを目指します。鑑賞クルーズと思われる大型艇を見つけて追いかけようと思ったら、我々の予想ポイントとは全然違う方向に進んでいくので追いかけるのを諦める。

青木湖のホタルはそれなりに有名らしいので、ベイブリッジの屋形船並にみんながカヌーを漕ぎ出して来ているのかと思いきや、誰も来ない。だんだん夜が更けてきて、19時50分。ちょっと時期が早かったかなあ、今年はまだなのかなあ、なんだか外灯がホタルに見えてきたーと、だんなのひとり漕ぎでだらだらと待っていたら、ホタル発見!いたーーー!10匹もいなさそうだけどいたよ~!!!

30分ほど堪能してサイトに戻りました。夜カヌーでホタル鑑賞なんて大人贅沢だわ。(※ホタル保全のため場所は明記しません)

よかったねえ、まだいたねえ、と大満足して就寝。

 

3日目は晴れ! めずらしく後半晴れてテントがきれいに乾き撤収です。12時チェックアウトだけれども、なんとか藤岡JCTを午前中のうちに通り過ぎたいので早々に片付けて8時チェックアウト。朝6時からやっているという大町温泉郷「薬師の湯」新館に行きました。キャンプ場でもらった割引券で一人500円。

お湯も洗い場もサウナも良くて大満足だったけど、客のマナーはイマイチでした。カランの場所取りも驚きだったけど、サウナで自分のタオルを置きっぱなしにして出て行く人が何人もいるのも驚き。そりゃ場所取りしないでって張り紙が出るわな。

でもここの温泉資料展示は面白かったので必見。ダムカレーを食べて帰りたいと思ったのだけれど10時半にならないとできないというので諦めて高速道に乗ります。とりあえず高速道は渋滞せずに帰ることができました。

青木湖や本栖湖はもっと頻繁に行きたいところだけれど、うちから行くには東京という大きな壁(渋滞)があるからつらいなー。次はまた福島かな。