レストランには、味で選ぶ店と雰囲気で選ぶ店とある。
この店を選ぶ理由は、雰囲気80%!なくらいの素敵な店。
いわゆる、純喫茶。
それも、神田の裏の方にあるハイカラな感じではなくて、田舎と昭和の匂いがする。
カントリーもここまで年季が入ると骨董だなっていう感じで、好みなのです。
狭い入口。
無秩序に見える庭は、レストランには不自然なくらい雑多だけれど、季節を感じられる。
誰もいないときは、入口脇の座席に、女主人が新聞を広げてAMラジオを聴きながら、煙草を吸って珈琲を飲んでいる。入ると、客というよりも話し相手が来た!という喜びで出迎えてくれる。このおばさまは、好みが分かれる所だと思うけれど、適当に話し、メニューを頼んで、脇にある雑誌を黙々と読み始めると、それに合わせてくれるので助かる。
ところでこの雑誌が、凄い。
趣味系雑誌で、今でいうところのサライなんかが、バックナンバーから山積みになっているのだが、特に「季刊 銀花」があるところ。しかも古いやつから。探したら創刊号とかありそう。
たとえば詩集や画集が、もう納まるべくして並んでいる本棚。
たとえば年代を感じさせる珈琲缶。
これに似せてアンティークを気取る店はあるけれど、なんていうかそれとはほんとうに一線を画す。ここに入るとほんとうに30年以上もここで営業してきたんだなあって、思うんだ。いろいろな雑多なものが、彼女風味にまとめられ、そうして何年も熟成されたにおいがする。
「むかしはね、高校生がたくさん集まってくれたのよ」
というメニューは、手作り感ある、昔のプレートランチ風で素朴なおいしさ。
スパゲティ・カレー・ピラフ、そういう定番の洋食。
それから、ケーキ屋さんにつくってもらってるというケーキが、すごくおいしい。
それも、私の好きなレアチーズケーキばかり。
女主人ともうすこしなかよくなったら、どこの店のものか教えてもらいたいな、と思いつつ、たぶんそのケーキ屋には行かない。
ここで少し高めのお金を払って、ケーキを戴きながら、AMラジオを聴いて古い雑誌を読む。
そういう時間がすごく大事。
女主人には長生きしてもらって、ずっと営業していてほしい、と思う。
昔の常連今でも常連 (板東 太郎さん)
エゴの木へは、オープン時から通っています。今でも仕事が早く終わった時には、帰り道なので寄ってコーヒーを飲んでいます。早く行かないとお母さんが店を閉めてしまうので・・・。常連はいつも『お母さん』って呼んでいます。
たしか、私が25歳の頃にオープンしたと思います。夜の7時頃がピークで、仕事が終わった若い人達でいっぱいでした。
これを見た人の中にもエゴの木に行っていた人が居ると思います。お母さんは今も元気にコーヒーを入れてくれますので、時々行ってみてはどうでしょうか?
昔なじみの人に会えるかも知れませんよ!(2007.05.25 21:23:05)
はじめまして。 (藤沢さん)
そうですね、一見さんにはちょっと入りにくい店です。私は紹介があって初めて知りました。
まだ2度ほどしか行ってませんが、いつも元気でコーヒーを入れてくださってます。
私の家からはちょっと遠いので、頻繁には行けませんが、長くやっててほしいですね。(2007.05.27 06:14:06)
あの雰囲気が好き^^ (歯医者通いさん)
エゴの木さん14年前1度行ったきりなんです。
隣の歯医者さんがやってなくって・・ エゴの木さんなら分かるかな~?って・・
やっぱりリバーサイドさん終わったらしく、、
偶然なのかな?エゴの木の女主人さんがなかい歯科クリニックの院長先生のお母さんだったんです!
「うちの娘のところにここからの患者さんたくさん来ているのよ」って。歯医者さんの地図書いてもらって、とっても親切に教えてくれたの^^
あんな素敵なお母さんならなかい歯科クリニックさん安心してかかれるって思って!
それきっかけに、また、エゴの木に行ってみたい!そう思ってHP探してみたらここに到着したの(^o^)
30年以上前からやっていたなんて。
素敵なHPをありがとう!
(2008.01.08 22:08:59)
はじめまして。 (藤沢さん)
ほんと雰囲気いいですよね。私も大好きです。
ぜひまたお店に行ってみて下さい。
私も行きたくなりました。今度行ったら、店内の写真も撮りたいです。(2008.01.09 21:21:00)