ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

まいにち甜茶

アレルギー性鼻炎の話です。

今年、すごく軽いのですよ。ふふふ。

自分がアレルギー持ちだとはっきり自覚したのは9歳のときだったと思う。スギ花粉はもとより、ヒノキ・イネ・ブタクサ・ユリ、埃・煙など、あらゆる飛散する粉末類がだめ。あと季節の変わり目や気圧の変化にもかなり弱い。けっこう一年中。症状としては目のかゆみ・鼻みず・鼻ずまり、そして肌荒れ。もーひどい。顔じゅう涙と鼻水で大変。

アレルギー科には5件くらいハシゴしたし、大抵の薬は試した。3月4月は荒れると分かってるので1月くらいから薬を飲むし、マスクも可能な限りする。外に出ないし、出たら払って入る。布団も洗うし、掃除機もかける。コンタクトの人はめがねに、というけれど、めがねも邪魔とか思う。目を洗える目薬が出たといえば買い、新しいうがい薬を試し、食生活にも気を使うし、甜茶も飲む。かなり神経質なほど、それでおかしくなっちゃいそうなくらいやったときがあった。まだ花粉予報なんてなくてそれほど認知されてないときだから、夜中にアレルギーで目覚めて眠れなかったりすると、なんで私ばっかり?みたいな気持ちがかなりあった。(親ゆずりの体質だからかなり恨んだりしたし)

24歳の時に無職になったのを機に、完治したいと思ってアレルギー科にいき、何が原因かはっきりさせて治療したい、と言ったら、医者に「原因が複数にわたると思われるものは特定するのが難しい」「とてもお金がかかるしとても痛いしとても苦労する割に、はっきりしないことが多い」と説得され、それ以来、アレルギー科には対処療法で通うのみ。(点鼻点眼飲薬をもらうだけ)

レーザー治療はすごく考えた。でもレーザー治療は皮膚の強制的な再生なわけだから、高いし痛いし同じ性質の皮膚が誕生すると治らないこともあるらしい。

なんとか、ラクであんまり痛みを伴わない、安価な方法はないかしら、とたどり着いたのが漢方。漢方の専門店に行って、症状を説明し、こういうのがあるからこれを試してみてはどうかといろいろ説明を受けて、鼻炎系の漢方にちょっと詳しくなった。漢方は即効性はないけれど、体質改善が見込める、症状の軽減にはなりますよと進められて乗り気。

でも漢方は高い。月に万単位で払うの勘弁。

そして私は粉末やドリンクのお薬が大嫌い。大嫌いなものは続かない。漢方は続かないと意味がない。

というので、提案されたのが、錠剤漢方。これだと一瓶3000円くらいである。

錠剤漢方は粉末や液体に比べれば効果は薄いけれど、漢方専門店じゃなくても買えるし、長続きしそうなのが良かった。そういうわけで、錠剤漢方をはじめてもう5年経つのです。(いい加減なたちなので、一日3回4錠ずつを毎日続けることができず、気になったときだけだったりもするけれど)

比較的鼻炎に対して即効性のあるのが小青竜湯(しょうせいりゅうとう)。

いつも飲んでいるのは荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)。

あと風邪の症状に近くて体がだるいときは葛根湯(かっこんとう)。

辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)も飲んでいたけれど、こっちはあんまり効いた感じがなくてやめた。

漢方をはじめて最初3年くらいは、アレルギー科にも通って薬を貰っていたけれど、去年は市販薬で間に合ったし、今年はまだ点鼻も点眼も集中的には使ってない。(点鼻や点眼は年間平均3本は使ってたので使わないってすごすぎる)

ツムラカネボウが市販漢方錠剤のメイン。

ちなみに市販薬のオススメはAGシリーズ。

去年までは通勤が電車&徒歩だったのでマスク必須だったんだけど、今年は車通勤でドアtoドアだからマスクせずでも平気っぽいし。(そして車は革シートにしたらアレルギーの症状がかなり減ったのを実感したので、もう革シートしか買わない!とか思ってるところです。静電気も起きないし。←静電気持ち)

そういうわけでせっせと毎日甜茶はつくっています。

煮出したり水出しにしたりいろいろ。

今年は漢方と甜茶でのりきれないかしら、と期待している。

今年はほんと症状が軽くて、治ったんじゃないかしら、とか思っている。(ぬか喜びは危険なのでしない)(と戒める)

(2010年より)

今年はついに漢方に詳しいアレルギー科を見つけた。前々から病院で漢方を処方してもらうといいというのは知ってたのだけれど、漢方に詳しい病院がなかなか見つけられなかったのです。よい先生なのでこの病院で荊芥連翹湯を処方してもらっています。錠剤がないのがつらいけど、保険が効くから安く済む!