ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

ダンボールベッドをつくろう

日本に住んでて安全な場所なんてない、と思ってる。リスクを常に認識し、最小限の労力で最大限の効果を発揮して生き残る。予想だにしなかった、だから何もしてこなかったと言いたくない。

いつだって「こんなこともあろうかと!」って言いたい。

nagareru.hatenadiary.org

そんなわけで、気象庁が本腰入れて警戒していた11日、台風19号の前夜。12日の朝まで悩んだけど、結局予定通り旅行に出ました。

ずっと宿に缶詰してただけだけど、チェックインは予定より4時間も早めてもらい、雨が強くなる前に到着できた。おいしいご飯は食べれたし、お風呂にもゆっくり入れた。

周辺に何度も「避難してください」の放送車が来て、宿の人からも「避難しますか」と言われたけど、どう調べても宿が一番安全で、むしろ避難先の人はこの建物に避難した方がいいんじゃないかとさえ思った。(台風が去ってから宿の人も宿が一番安全だと言ってた)

古い鉄骨ビルの宿は(その地域では最も信頼のおける宿なのだけれど)最上階が雨漏りしていて、部屋の窓から見える雨は横殴りで、ネットで水位観測していると鬼怒川と利根川の水位が急激に上がっていって、家に帰ったら家がないかもね、なんて思いながらいたけれど、まあ結果的に無事でした。

で、2泊3日の旅行だったのだけど、台風の過ぎた翌13日の朝7時には客先から電話がかかってきて、すぐ災害対応してほしい、というのでその足で着の身着のまま、職場に入るわけです。

宿から車で3時間。午前11時には仕事してました。

うん、たぶんそんなことだろうと思ってた。

家にいたらたぶん職場にはたどりつけなかったと思う。電車が夕方になって動き始めて、夜になって駆けつけてくれたスタッフと夜勤交代。で、昨日まで3直2交代制の24時間体制で災害対応してました。

マットレス

東日本大震災のときも24時間対応やったけど、夜勤は男性陣で回せたんだよね・・。会社に話して、最寄りのビバホームで急遽買った、仮眠用の銀マットとマットレス(頭を机の下にしているのはライトが眩しいから)。柔らかマットでないと寝られないと自負する私が仮眠できる程度には優秀!なマットだったのだけれど、やたら埃っぽいのでマスク必須。4日目の夜にしてようやく待機の時間がとれるようになって、ひたすら床掃除。テレビでダンボールベッドつくってるのを見て、これ使える!と思い家から持っていきます。

家から持ち込み 雨だったのでカバーつけて家から持参

中身はコレ 組み立てる

養生テープで連結 並べる

職場で余ってたダンボール重ねる 完成

ほんとはダンボールの中に筋交を入れられたらもっと強度があがったのだけど、そうも言ってられません。職場に余ってたダンボールを上にのせて、荷重を分散させれば完成。

いやこれ大好評! 柔らかさがぜんっぜん違います。

並べる

ちなみに夜間はこの部屋に1名待機で仕事してるのだけど、日中は3名作業なので広げておけないので、机の下に格納です。このサイズのダンボールだからこそ可能な技だなと、悦に入れます。

閉架式書架

このダンボール箱、アパート時代に閉架式書架を採用してて、コミック入れるために購入した2個100円。今回40個使ってるけど2000円。家を購入して開架式ができるようになったから不要になったのだけど、捨てずにずっと持っておいたもの。

アパート時代の閉架式書架)2011.2.26 理想の本棚を手に入れた

今の開架式書架)2019.7.15 理想の書斎を手に入れた

養生テープは、会社が買ったものだけど粘着力が低すぎるというので捨てるというから、回収して捨てずにとっておいたやつ。

24時間体制が1か月続くというのなら、新たにダンボール買ってきてつくるのもありだけど、結局1週間で深夜は解除になった。災害対応はまだ続くけど、臨時でこなすならこれで充分。

いつか使う、は来る!