ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

家を買う

アパートの周りの空き地がどんどん売れて、賃貸駐車場がどんどん住宅に変わっていく。うちは車2台持ちなので、1台はアパートの無料駐車場だけどもう1台は借りてました。そしてその借りている駐車場は、守谷市に住み始めてから3回も場所を変えた。そしてその全てが住宅に変わりました。

4回も駐車場が変わるのはやだなあ、とだんなが言いはじめた。アパートでは雨漏りも経験したので引越熱はじわじわと上がってた。守谷駅まで徒歩15分というのは魅力だったけれども、夜遅く店もない通りを15分も歩くのは正直怖い。同じ15分なら、駅までバス15分でもいいかもね、という気になってきた。

 

守谷市内で、都市ガスが使えて、駐車場2台、40平米以上の広さがあって、家賃は5万円台。借りてた不動産屋に他のアパートでそういうとこありますか?と聞いたら、今は全部ネットに公開してるから自分で調べたほうがいいよ、と言われる。最初は別のアパートに引越すつもりでネットを検索していたのだけれど、ついでに中古住宅も検索するようになった。真剣に家が欲しかったわけじゃないけれど、このままアパート代を払っていくのもなあ、と漠然と思っていた。いつでも引越できるのは魅力だけれど、アパート代はただ消えていくだけで何も残さない。投資というほど大げさなものじゃなくても、自分の土地を持つというのは、保険になりえるかもしれない。

そうやって、ぐだぐだと気が向いたときに別のアパートと中古住宅を検索する、それが2年くらい過ぎた。この間で気になった物件は7件ほど。実際に自分の足で見に行き、駅からの距離と家の古さと土地の相場がどれくらいかの勘を身につけたつもり。いくつかはだんなにも見せたけど、全然だんなの食指動かず。

築20年以内、借金もそんなにしたくないので購入にかかる費用全コミで2000万以内という購入ラインを決めた。が、そんなの全然無い。全然無いけどまあいいや、と思いつつ調べる。

そんな中で、今の家を見つけたのでした。いろいろ私が考えていた条件をクリアしたのも良かったけれど、だんなが一目見て気に入ったのが、私の中では決め手でした。

だんなは駐車場3台という1点だけで買う気になったのだけれど。駐車場3台というとこんな大きな家いらない、という家がついてくるものですが、1階にLDKと風呂トイレのみ・2階に2部屋と納戸だけというこのこぢんまりした家が、私たちにはちょうどよかったのです。

 

空き家だというので実際に家を見に行き、家や家の周りを見る。自転車で周囲を走り回って様子を見て、近所の人に話を聞く。平行して本屋に行って中古住宅の物件の見方と購入の仕方を調べる。不動産屋に行く前に予備知識を入れるだけ入れました。いい家だといいね、担当がいい人だといいね、売主がいい人だといいね、と祈りながら、下見しました。

 

下見の前はホームインスペクション(住宅診断)も考えてましたが、床下の点検口を開けたらすごいきれいで、本に載ってた駄目住宅の造りはしておらず、素人目にもシロアリなにそれ?みたいな状態。残念ながら屋根裏の点検口は無く(点検口がないと住宅診断もしてもらえない)。雨漏りはアパートで経験済だったけどリフォームしてないという状態でも雨漏りのあとなんて無く。というかペアガラススゴイ!結露跡全然ない!築17年の割にはキレイねーというので、下見の翌日には購入の意思をお伝えしました。

一晩考えたのは、お風呂の狭さ。お風呂のリフォーム100万くらいかかるだろうな、というのが予想で、それが予想外の出費になるわけなのだけれど、自分たち好みの風呂につくりかえよう!というので、お風呂のリフォームも一通り調べました。給湯ガス器具が17年間一度も変えてないだろうという古さでこれは使えないだろうと判断(下見の時には確認できず)。購入前に売主は使えると言ってたけれども実際使えませんでした。現状売りということがわかっていたし、リフォームするつもりだったので売主に文句を言ってませんが。

不動産の担当さんはいい方でした。おかげで銀行の担当さんも紹介していただき、ローンも保険もスムーズでした。(10年固定金利1.35%というのは色々調べても最安の部類)

元々売主が提示してきた最低価格を不動産屋がさらに頼み込んで下げた価格だというので、値切りも一切せず(できず)、我々もいい客になることができて、とんとん拍子でいい買い物ができたなあという感じです。こういうのはほんとに縁だなあと。

図面とか、家の情報は全く無いという話だったけれども、引渡しの日に売主さんが新築時のカタログと図面を探して持ってきてくれて、それがとても有難かったです。中古で買う以上、家の素性というのは詳しければ詳しいに越したことはない。

 

ちなみに購入前からの懸念だった屋根裏の点検口は、お風呂リフォームのときについでにやってもらえるというので、購入後すぐとりつけました。が、パネル工法ということで屋根裏もびっちりパネルと断熱材で覆われており、まったく周囲を見渡せず、点検口としては意味を成さない点検口になってしまったけれども、屋根裏がどうなっているかの資料は全く入手できなかったのでパネルと断熱材が入ってたことがわかっただけでも開けてよかったです。

買ってから鍵は速攻で替えました。ネットで同型鍵を売っていたので購入・交換。ネット時代様様です。

 

2013年は結婚10周年の記念の年なのですが、車を買い家を買いで、さらに記念の年になりました。またちまちまと、家と暮らしのことを(備忘録も兼ねて)書いていくつもりです。

2013年カレンダー

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