ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

東京タワーのトップデッキツアー(眺望悪)を堪能する

東京タワーがリニューアルして、特別展望台が「トップデッキ・ツアー」に参加しないと行けなくなった。2800円もするのにツアーがしょぼすぎるから行ってきてくださいよ、しかも今工事中だからメインデッキ一周できない上にトップデッキの景観悪いんです、という同僚からの謎の煽り文句にそそのかされて行ってきました。

参照:定期塔体塗装工事についてのお知らせ(2018年10月~12月頃までの予定でトップデッキに防護ネット)

参照:メインデッキ(高さ150m)リニューアル工事に関するお知らせ(2019年1月頃まで西面の眺望をご覧いただけなくなります)

まあほんとは、平日休み万歳とばかりに国立新美術館行ったら火曜休館で、月曜休館じゃないのかよ!という衝撃から立ち直れなくて血迷ったせいです。ああいや、いまこの類のツアーを仕事でしているので敵情視察勉強兼ねてね。

調べると前は大展望台(150m)までが820円、特別展望台(250m)までがプラス600円で、合計1420円だったわけなので、気分は倍増です。

ちなみに特別展望台まで行くのは3回目、かな。たぶんもう二度と行くことはないでしょうけれど、リニュアル後を一度見ておきたかったので行けてよかった。工事してたから逆にレア感マシマシってことで。

足場・防護ネット 5年に一度の塗装工事

わあ、ほんとに足場ある。ワクワク。

ホームページによると事前予約・時間指定制・クレジット払いという、私にとってはハードル高すぎる設定ですが、空いてれば現地でも受付・にこにこ現金払いです。

受付時に眺望が悪いことを説明されたので、こういう時は値引きするものでは?というと、「お値引きはしておりません申し訳ありません」の通り一遍案内で、逆に関心する。

ツアーの定員は10名。エレベーターに一度に乗れる人数と思われる。15分間隔で実施されるツアーなのでトップデッキが狭いからの配慮か。

渡されるタブレット

渡されるタブレットはトップデッキに行くまで用をなさない上にジャマなので渡すならトップデッキの方がいい気がする。実はこのテのツアーは苦手なので、お兄さんの爽やかな笑顔を見せつけられて「ではご一緒に!うぃおー」とか言わせるのもやめていただきたい。シークレットライブラリーの拘束時間がもっとも苦痛です。お兄さんの下手な案内に冷や汗かく。この恐怖を誰かと共有したい。

ウェルカムドリンク

ウェルカムドリンクはエレベーター乗り換えの時間つなぎと思われるがゆっくり飲んでいる時間がない。フォトサービスに強制的に参加させられるので、愛想笑いする練習しとくといいと思う。がんばった私に乾杯。

トップデッキ

そんなわけで苦痛を耐えてようやく到着のトップデッキ。わー!やったー!ほんとに眺望悪い。目線の高さに足場あるので屈まないと見えないという特典付き。

ガイド案内はここで終わり。あとは自由見学です。ツアーって言うわりに上に連れてくるだけでしたか。

塗装工事

塗装工事してるお兄さんの足場の高さは250mなんだよね。「輝きのトップデッキ」「浮遊感あるトップデッキ」が別の意味で輝いて見えます。浮遊感あります。

音声ガイド 国会議事堂が見えなくなる

自由見学なのでタブレットによる音声ガイド。ガイドは方角別に8種類あるようだ。立っている方角のところだけ選べるようになっているのがまた選びにくくて使いにくいので必見。せっかくなので全部聴きますが、ずっと立ってるので足痛くなりますので注意。ちなみに座るとこなし。

ガイドの内容は案外面白いので必聴。あそこが個人宅とは知らなかった。そしてあれは宗教施設か。それよりこのガイドの内容、あと1年後も使えるか怪しい。

国会議事堂がもう少しで見えなくなる! 多言語ペラペラのお姉さんに「目の前の建設中の超高層ビル、なんていうビルかわかりますか?」と聞くと「音声ガイドに出てないことはわかりません」とのこと。ほう、なるほどなるほど。お姉さんの時給額知りたい。

ちなみに調べたら東京ワールドゲート。2020年3月完成予定の地上38階ビル。高さ179.95m。前に来たのは10年前くらいだったけど、前よりもビルだらけ。そういえば葛西臨海公園の観覧車見えない。お台場の観覧車と2つ同時に見られるレアスポットだったのになあ。

あ、ここまできたらトイレも堪能しておきましょう。

pepper

帰りのエレベーターの乗り継ぎではペッパーが踊ってくれます。まともに動いているのをみるのは八ッ場資料館(群馬弁習得してたのに3月末で異動)以来。でもこのペッパーは一方通行なのでコミュニケーションはとれない。残念。

AR山1000

メインデッキに降りてきて、足休めでカフェ休憩。わあちょうどサンセットです。

夕焼け富士山

あっという間に太陽が富士山の後ろに落ちて行って、泡が消えるように消える夕焼け。

もう一つの東京タワー

もう一つの東京タワーも必見。夜景の観覧車やレインボーブリッジやスカイツリーも必見です。

フットタウンは、さびれた空港の土産物屋みたいになってしまったけど、昭和の匂い満載の店が一角に残っていた。タワー好きとしては、タワーグッズがいっぱいあるので目移りしたけれど、そういやうちにはスカイツリーとセットで購入したガラスの東京タワーがある、のを思い出して、あれがあるからいいや、と結局買わず。

60th

そういや9月末で閉館してしまった東京タワー水族館はいったいどこだったんだろう?とホームページを見たら、ものすごく死角にありました。

右上・水族館跡

右上の青いとこ。係の案内で目の前通ったけど目に入らない感じに案内されたわ・・。さすが。

あの値札がついた焼けたアロワナはどこにいったのかしら。パンフレットにキ○○イ水族館と書いてあったのすら懐かしい。

結局4時間くらい東京タワーに滞在。堪能しました。

散々書いたけど、スカイツリーも上がるだけで3000円超だしな。景気いいってことかな。