ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

滝と美術館と福袋

氷瀑まつりをしている袋田の滝に、行ってきました。

いつものIXYデジタルがなかったので、ケータイカメラ11万画素。ひさしぶりにIXYカメラAPSを使ったりしました。現像はまた今度ということで、画像が悪いのは勘弁。

たんぼ。

袋田の滝へは常磐道を北日立ICで降りて、R6からR461を使ったのですが、R461の山登りがやたら狭くて!、「国道のくせに!」とかまた言ってしまいました。袋田の滝へのアクセスはどこの紹介にも「常磐道那珂ICよりR118経由、大子方面へ1時間」と書いてあるので、そちらの方が無難です。

山道

あちこち雪が残っていて、山影にはアイスバーンもあり、冷々。だんなさまは(誰もいないことをいいことに)オールシーズンタイヤ(※)の威力を試すべく、わざとブレーキをかけて、滑っては「すべった!」止っては「とまった!」と言って車で遊んでいました。

(※)ミシュランパイロットアルペン

ゴミ捨て場

途中で見つけたカマクラのゴミ捨て場。除雪で脇によせられた雪を集めたっぽいです。

袋田の滝は結構な観光地らしく、おみやげ売場の500円の有料駐車場があちこちにあります。無料駐車場!と大きく書いてあるんですけど、脇に小さく「当店でお買いあげの方のみ」とか書いてあります。行けるところまで行こうとすると行き止まりでUターンしなくちゃいけなくなるのでタチが悪いです。どうも茨城はこういうのばっかり。(つくば山なんてUターンできない上に千円もする)

公共?の無料駐車場はいちおうあるんですけど、1キロ以上離れているのと、行ってみたら混んでいたのでやめました。一応事前に調べておいた店に。ドライブイン袋田というところです。やっぱり1キロくらい離れているけれど駐車場代100円。きのこ汁がサービスでした。帰りに昼ご飯を食べたのだけれど、ひとり100円も値引きになって嬉しかったです。オススメ。

観瀑台より滝

おみやげ屋を冷やかしつつ、袋田の滝。トンネル通行料が300円です。袋田の滝は行ったことがなかったので、前から行きたいと思っていたところ。JR柏駅氷瀑まつりのパンフがあって、滝が凍ってるなんて見たことない!と思って行くことに。氷瀑まつりだからってこの日は何をしているわけでもなく、普通に見てきました。トンネルの途中からゴゥゴゥ音がしてきたので、あー凍ってないかーとがっかりした気分で観瀑台に望んだのですが、袋田の滝、スゴイ!

観瀑台より滝壺 トンネルから出たところ 川。帽子をかぶっていてカワイイ。

こんな近くで見られると思ってなかったので(華厳くらいは離れているかと思っていた)びっくり。感動。大きい。凍ってないっていっても、一部は凍っていたりして、滝壺なんてもう立てそうなくらい凍っていてびっくりでした。

完全に凍った時なんかはピッケルで登る登山家もいるようで、写真がたくさんありました。帰りは橋を渡って川を望みつつ。トンネルがなかった時代を忍びつつ。(300円払う価値はあり)西行法師はどこらへんを歩いて、どこらへんから滝を臨んだのだろう?この険しい山道。

山から今度は海に向かう。道路は時々凍っていて、対向車がコワイ。

SVXは気持ちよくてうとうとしかけていたところで、がちゃん!なに?なになに?なんか踏んだ??なんか思いっきり異音もしてるしやばいかもーーー!?

どうやらマフラーがはずれているもよう。はう。

近くにスバルディーラーもないし、JAFを呼んでも修理工場に行かねばならないから、いいや。とりあえず動力系統に問題なさそうなので、バタバタうるさい音を立てながら美術館まで。

横山大観が来ているというポスターが貼ってあったのをみて、天心記念五浦美術館(参照)まで。『横山大観と近代日本画の巨匠たち』展。一度行ってみたいと思っている島根県足立美術館(参照)所蔵のものを持ってきたらしい!

五浦(いづら)美術館は、岬にあって、海を臨む。風も強くてさむいー!と言いながら入館。600円。企画展の展示室は意外に、広いです。

大観の作品とその周辺の巨匠たちの作品。日本画が西洋の影響を受けてきて、その良いところを取り入れようと画策していた時代。孤高というか精神的な強さを思わせる作品がいくつもありました。そんな中で、思いの外、洒落た絵もあり、素朴な大観もいいな、と思った次第。

巨匠たちの絵は風光明媚な絵が多かったけれども、美人画も多く。着物も丁寧に描かれていてじっくり鑑賞。特に上村松園の「待月」、絞りの帯の感じもすごいけれど、襦袢が透けて見える薄物が素敵でした。

常設の天心記念室の方は、あーまーなんというか天心ってめちゃエリートで、むちゃお金持ちなんやーと思った部屋でした☆

草履。 トイレで自分撮り

 

さて本日のおキモノは居内商店の限定15名福袋!

居内商店UP直後にあやめさんに教えていただき、運良く購入できました。1万円。

こちらのお店は、流行の洗える着物ではなくて、木綿やウールをメインに反物から扱ってる感じが結構好きです。(洗える着物はそれはそれで好きなんですけれど)

どきどきの中身はというと、桐下駄(\2800・写真右)と長羽織(\16500・写真左)、帯(\9800・写真左)、あと付け袖が2種入ってました。

もっと小物類が入ってると思ってた(私も!)ので、意外に大物もあってびっくり。

正直こういうデザインのものは自分では絶対に買わない系の柄なんだけれど、意外に気に入ってしまって嬉しいです。冒険大事だー。

付け袖なんとかしないとねーうそつきつくるつもり。

グリーンの桐下駄は軽くていい。鼻緒が太くて全然苦にならない。今日初めて履いて、滝に行ったりして結構歩いたのに全然痛くならないし。

長羽織は滋味柄なので、ついキモノも滋味柄のにしてしまったけれど、逆にもっと鮮やかな色合いのものを中に着る方が面白いかも。アンティークじゃないのでサイズが合ってて嬉しい。

意外に良かったのが帯。昼夜帯系の薄いもので、こういうへろへろしたのはどうなんだろ、と思っていたけれど、ドライブなので横一文字にしたらほんとにぺったんこになって、帯の結び目を忘れるくらいしっかり車に座れたのが良かったー楽ちん。裏地が素敵な紫色をしていたのでちょっと変則技で折ってみた。

こんな帯だったら、固めの生地を買ってきて自分でつくるのもいいかもね~

全然見えないけど、半襟は生地屋さんで買ってきて自分でつけたもの。柄半襟が流行で素敵だとも思うけれど、白半襟がやっぱり好き。でもポリの白半襟じゃつまらないので、これには白刺繍でバラが入っていたりするのです。こういう生地で遊ぶのも面白い。

まあとりあえず高速に乗って帰って来られた。

途中高速道路上に落下物があったりして怖かった。どうも茨城にでかけるのはいやな何かがあるような気がする。なにがどうというわけでもないけれど、なんとなく嫌な何かが起こっている感じ。交通安全守でも車に乗せておこうと話す。私もここ何年もお守りは持っていないので、ひとつくらい持っててもいいかもしれない。

とりあえず明日はディーラーに行きます。致命傷じゃないといいなぁ。