3月で10年続けた仕事が終わり、4月から新しい仕事が始まる。
新しい仕事のメイン職場がさいたま新都心になるので、氷川神社にご挨拶に行くことにした。
前から一度歩いてみたかった、約2kmの長い参道。折りしも大宮公園の桜が満開とのこと。
花冷えの気温で肌寒いけれども、これくらいの方が歩きやすいし、花見の混雑も少なそう、というので出かけることにしました。
一の鳥居の桜も満開。ひたすら一直線の参道。歩道がきっちりつくってあるとはいえ、参道を車道が走り抜けていく、下馬はどうした、とか言いたくなる様は驚き。そして参道からしか出入りできない両サイドの民家のつくりがまた驚き。当たり前のことだけど、車の歴史より土地の歴史が先にある。
ベーグル屋さん発見。寒いのでハイカロリー商品にも躊躇しません。店先にコンテナハウスがあってゆっくりできます。トーストしてもらえる! あったかベーグルいただきます。餡の甘さとバターの塩気がそそる。トイレも利用させていただけるところがうれしい。
大宮区役所は2019年5月7日(火)オープン。絹糸をイメージしたという白い縦ラインがキレイ。
丁石がところどころにあるけど、建立が平成元年と新しい、新しいっていってももう30年経つのか、新しい年号になったら、平成が古く感じるようになるのかな。古い丁石は博物館にあるのだそうだ。
平成ひろばから車道がなくなります。大宮駅から来た人でぐっと人出が増えます。
神池は護岸工事のようで水が抜かれてました。あれ?「大作戦」から抜きっぱなしなのか。
見沼の水源のひとつと言われる「蛇の池」。氷川神社の発祥の地と言われる。
「氷川」の名称は出雲神話の「簸川」(上流にヤマタノオロチがいたとされる)が由来、氷川神社の祭神が須佐之男命ってことは、元々の見沼(神沼・御沼)というのはかなり大きくて荒れ狂ってたんだろうなあ・・とか予想する。
以前、仕事で見沼について調べた時に、氷川神社(須佐之男命・夫)、氷川女體神社(奇稲田姫命・妻)、中山神社(大己貴命・子)の三社構成であることを知った。そして冬至の日の出の線上に三社が一直線に並ぶことから、氷川神社レイラインと言われる。
古代の人々(たぶん出雲系開拓民)が、太陽の最も低くなる日(弱くなる日)の場所に神社を置くというのも、わかる気がする。稲作の暦の目印。
見沼が小さくなって、水害がなくなって、水神様はどこにいってしまわれたのか、中禅寺湖かな(日光二荒山神社は大己貴命が祭神)なんて思ったり。
ちなみに氷川神社の分布は圧倒的に荒川流域。私がこの間まで仕事していた江戸川・利根川流域圏(香取神社が分布)から完全に分離されるのでした。
拝殿までのログはもちろん一直線。1628(寛永5)年に一の鳥居から中山道が分岐したというから、そんな名残が車道に出ているのかも。
舞殿の周りの御神木が大人気。なんとなく今日はここに力がない気がして、距離をとります。
御朱印も行列です。500円で御神菓(飴)付。
参拝を終えて、大宮公園に行ってみます。満開! 花見客も多いですが大混雑、というほどでもなく、マナーよろしくゆっくり歩けます。
くもり空なのが残念だけれども、今日を逃せば明日は散るかというほどの、満開です。
4月からお仕事させていただきます。どうぞよろしく。