ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

12月文楽鑑賞教室 "伊達娘恋緋鹿子"

伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)の火の見櫓の段が演目。これは是非にとチケットをとる。でもさすがに土日はとれず、平日で。仕事を休んでおでかけ。

文楽鑑賞教室は、普通の公演の半額で見られるせいなのか?女子高生がたくさん来ていた。多分学校の行事の一環なのでしょう。私も高校生の時に制服でぞろぞろクラスのみんなと歩いて文化会館まで行って、狂言を観た覚えがある。

席は前とほぼ同じで、14列目30番。右側後方(舞台から見て左側後方)。このあたりの席は、人形・義太夫・三味線・字幕をほぼ同時に観られるので、席としては上等だと思うのだけれど、私としてはもう少し前で観たいなあ、と思う。10列目28番くらい希望。頼むよe+さん。

しょっぱなから、火の見櫓の段。雪舞う舞台は美しいし、義太夫3人三味線3人の迫力がスゴイ。八百屋お七の話と思っていたら、実話とちょっと設定違う。この設定もかなり泣けた。崩れた髪の演出に驚き、あの衣裳を考えた人に驚く(赤の襦袢!赤と水色のコントラスト可愛すぎ)。人形が櫓を登っていくシーンは本当に見物。登り途中で振り向いている写真を覚えているから、振り向くと知ってはいたのに、やはりあそこで振り向いた時の衝撃。15分ほどの短い段なのに、涙出た。

解説は、義太夫・三味線・人形遣いがそれぞれ演じながらの解説。ひとりボケツッコミのノリで笑える。説明されて気づくことも多いし、そういう視点で見るとまた文楽も違った面白さを味わえる。フムフム。

ラストは恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)。途中、声と三味線の拍子で気持ちよくなりうとうとしつつ(苦笑)。床本には書かれていない演出に毎度のことながら驚き(あの鏡!)、公演終了。

文楽劇場のカレンダーを買いました。

国立劇場前で

今日は、ちょっとおでかけ気分~な、縞小紋。ポリだし自分サイズなので気(着)易い。なんていうか我ながらこういう濃いというか渋い色が似合うよね・・・と思いつつ。(ほんとは薄いピンクとか水色とか似合ってみたい)

青山の適当に入ったカフェでランチをして、表参道ヒルズで買い物。それから「遊茶」で中国茶をいただいてきた。「遊茶」は久しぶりに行ったら2階に移動。広くてゆったりしている。この10月に移動したばかりという。窓際をお願いして、表参道を観つつ、ライトアップの時間まで。表参道ライトアップは8年ぶりだそう。akariumは、灯籠のようで奥ゆかしいライトアップ。風景に溶け込む。2時間まったり。

そろそろ時間かな、というのでヒルズ前に行き、太夫道中観ました。

太夫道中(後ろ姿)

かなり間近で観られてよかった。衣裳とか髪型とか。うわっ、てくらいのおしろいとか。

太夫道中の後の「美人寿司の夜」というイベント(4000円)にも参加する予定だったのだけれど、どうも思っていたのと違ったのでやめた。正直、立食って分かった時点でかなりがっくり。私は雅楽や寿司は座って優雅にまったりしながら聴いたり食べたりしたい。太夫の「かしの式」観たかったけど、参加者の頭に隠れて見えなさそうだし。寿司も大したことなさそうで。入口で皆さんが入っていくのを20分ほど眺めつつうろうろしてみたけどUターン。昼間のキモノグッズマーケットも、え?これ?っていうくらいしょぼかったんだよね・・・・小田章さんの高いお着物は並んでいたけれどあまり私好みでなかったし。

着物のひとがたくさん居て、いろいろ観察できたのは面白かった。振袖の子とかいたよ!長羽織はほんと人気なんだねえ。男の着物姿もちょろっと見られた。着こなしを観察しつつ、ヒルズを退散。

駐車場は青山ベルコモンズを利用してみました。Edyを使えて嬉しい。一日2000円なので安いのも嬉しい。