ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

いつまでもあると思うな水族館

内田春菊が「水族館行こミーンズI LOVE YOU」という本を1996年に出版していて、それを初版で持っているが、あれから20年過ぎると、当時と同じ形で現在も元気よく営業している水族館は数えるほどしかない。

本を購入した当時は書いてある水族館全部行きたいと思っていて、実際それなりにあちこちでかけているけれども、それでも全部回り切れずに閉館した水族館もいくつもある。

日本、水族館多すぎ。

近年、水族館がどんどん新しくなっていってそれはそれでうれしいことだけれど、古いほうも好きなのです。

そういうわけで、目の前に行きながら入らなかった(入れなかった)水族館に、再訪です。

 

で、実際土佐清水まで行ってみたらジンベエザメが無料で見られるというので、水族館より先にジンベエザメ見に行きました。

大阪海遊館 海洋生物研究所以布利センター

https://www.kaiyukan.com/connect/laboratory/iburi/

調べると足摺海洋館の年パス特典とか、足摺海洋館に行った人しか見られないとか、書いてあるけれども、実際はふらっと立ち寄れる無料施設です。土日限定ですが。

もっと声を大にして宣伝していただきたい。

大阪海遊館海洋生物研究所以布利センター・入口 ジンベエザメ

研究施設なので、一見倉庫です。ノボリでてないとわからない。

ドア開けるといきなり水槽。見上げて大きい~と思ったけど、ジンベエにしては小さい。こどもだ。

どうやら4m以下でないとここでは飼育できないということで、大きくなると海遊館に行ってしまうのだそうだ。ここで水槽に馴らすことで、海遊館にもスムーズに移動できるという。

ジンベエザメのエサ 給餌シーン

10時がエサタイム。かなり豪快に食べる食べる。いや見られてよかった。

でかい水槽だけど、展示用ではないので、ジンベエザメしかいない。いいねえジンベエ。

あ、ハンマーヘッドが一匹。出戻りらしい。そんな水槽ひとつに1時間以上費やして眺めるしあわせ。ついでにノラ猫も愛でられます。

クジラのひるね・足摺海底館

弘法大師も見残したという、竜串・見残し海岸。我々も見残しましたよ。というので回収です。

足摺海底館は海中展望台。1972年オープン。

足摺海底館の底 カマスの群れ

もうこの古めかしさがいい。海中展望台って日本で数えるほどしかなくて、ほぼ同時期に建設されてるから、なくなるときは全部一時期になくなってしまうだろう。そういう、時代を感じる建物。行ける人は今のうちに行くのをおすすめします。

足摺海洋館

最後は足摺海洋館。1975年オープン。

小さな水槽がたくさんあるつくり、ではあるが、高さ6mのメインの大水槽は、当時は画期的だったに違いない。太い鉄骨でガラスを支える。東海大学の海洋科学博物館と同じ、と思って調べたら東海大学の水族館は1970年オープンだそうで。

マンボウ 閉館まで1年足らず

マンボウが!日本でマンボウ見られるところは数えるほどしかないよ!

この子、新水族館でも生きていけるかしら。がんばれよー。

リニュアルのため2020年2月末で閉館、2020年7月 開館予定。こんな古い水槽を見られるのも今のうち。ソファでゆっくり眺められます。

ハイテク水族館もいいけど、それはこれからゆっくり楽しめるから、いまはこの古い水槽を眺めようじゃないか。