ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

綾瀬川ウォーキング

うちは、何気に、アウトドア派です。(スポーツは苦手)

なんちゃってアウトドア。

ウォーキングやハイキングやトレッキングや登山が、特別好きなわけでもないし、特別自然を愛しているわけでもない。ドライヴは大好きだけど、ツーリング好きでもないし、山にロマンを持ってるわけでも、釣りが大好きなわけでもない。

強いて言うなら

湧水や湖や川や海のあるところが好きで、単なる外泊好き。

あと、人間その気になればどこにだって寝られるし、どこへだって歩いていけるし、なんとでもなるもんよ、というサバイバル感覚をけっこう重視する傾向ある。

みんなでアウトドアっていうんじゃなくて、災害時に職場からひとりで歩いて帰れるか、とか、家が潰れても3日は生きていける装備、とか、電気もガスもないときどうするか、とか、避難場所の体育館で2人寝られる空間がもらえたらテント設営、とかそういう生き残り系。

を、追い詰められて殺伐としながらやるんじゃなくて、むしろ楽しみながらやれたらいいな、と思ってやってるところあるかな(どうせほんとの災害時には余裕ないに決まってるので)。

だから電源つきのオートキャンプとかしない。仰々しいテーブルやチェアとかもってない。

そういう意味ではツーリングや登山の方が感覚的に近い。が、最終的に行き着くところは軽キャンパーかな、とか思っていたりする。

という薀蓄はさておいて、今回は仕事の都合と、富士登山の予行演習を兼ねて、綾瀬川ウォーキングに参加してきました。上司に仕事と実益を兼ねたようなことするね、と笑われつつ。

綾瀬川ウォーキングは平坦な道を10kmしか歩かないけど、フル装備。

長袖長ズボン帽子は標準。

リュックは25Lクラス。リュックの中身は以下。6kgくらいになった。だんなは7kgくらい。

・薬全般・虫除け・お金・保険証

・着替え・タオル・手ぬぐい

・レインウェア対策(ウィンドブレーカー・ポンチョ・レインパンツ)

・非常食(ウィダーイン・カロリーメイトの類似品、チョコ・飴)

・水(500mlペット2本)

・トイレットペーパー

・ゴミ袋5個くらい

・サングラス

・カメラ

・グランドシート

テントのグランドシートは今までそこらへんのダンボールで代用してたんだけど、レジャーシートにも使える!ということに気づいて、購入。お気に入りアウトドアブランドsnowpeakのトレイルトリッパー2用。(トレイルトリッパー2も欲しいけど、同サイズのテントが2個あってもね・・・)

数百円のビニールレジャーシートは絶対買いたくなかったので、値段も30倍だけど、喜びも30倍。スノピロゴなんてなくても分かるこの色と風合い。普段使いには過剰なほどの耐水圧。大満足。

富士山装備としては、マスクとかウエットティッシュが欲しいかなあと思った。

あと今回はお弁当。サンドイッチと鶏肉のハーブ焼き。

仕事もするのでテレコ持参。

予想はしてたけど、年齢層は50代多い。おばちゃんたちすごく元気!

綾瀬川は、私の人生の中では一番汚い部類に入るんだけれども、こんだけ人口過密なところを流れているからある程度はしょうがないのかな、と思う。田んぼの落とし水がスタートで、低地を流れるので淀む。潮位の影響も受けるので逆流してたりする。川が綾のように細かく入り組んでいるから、綾瀬川。ちょっと雨がひどく降るとすぐ増水して氾濫するっていう、困り者の川だった。江戸時代は見渡す湿地、開拓されて田んぼ。そういう土地に人が急激に流入してきたんだから、昔の環境意識の低さから言っても、汚くもなるわな。それでも昔は泳げたんだってよ。実体験の話には説得力あるね。

草加松原

水質の悪さやゴミの多さに気になりつつも、昔はもっと汚かったし、もっとゴミ溜めだったことを思うと、かなり良くなったんだなあと思う。捨てられた粗大ゴミをみるたびに、だんなが「心無い」と言う(←ギャグ)。

いやー、こういう自然体験型のウォーキングやゴミひろい大会とかに参加するひとって参加するって時点で、環境意識すごい高いんだよねえ。ゴミを捨てるひとって、ほんとのほんとにごく一部なんだろうけれど、(正直、捨てるひととは関わりあいたくないし話したくもない)そういうひとが汚すわけで、そういうひとを意識改革する方法ってあるんかいねとか思ってしまう。

鯉は意外に多かったし、鴨をたくさん見た。

綾瀬川ラグーン

昔かけられていた橋の話や、治水の歴史を感じつつ、川沿いを歩く。

私は山育ちなので、川というと急流のイメージしかなかったから、こういう緩い小川を延々と歩ける環境って、結構イイんじゃないかと思った。犬の散歩したくなる。

越谷浄化施設前

水は、酸素水とお茶。と小さいペットボトルを1本凍らせておいた。

酸素水は初体験だったけど、普通の硬水? 富士山みたいな酸素薄いところだとちがうんだろうか。お茶は水出し。カテキンで消毒液にもなると勝手に思っている。凍らせた水はタオルに包んでおいたんだけれど、日射病か熱中症になりかけな14時頃に大活躍。冷たい水おいしい。

荷物の重さはあんまり気にならなかった。平地だと楽なもんだ。

今回は集団行動だから仕方ないんだけれど、遅い人を立って待ってるのが一番しんどかった。これは遍路をやったときに気づいてたけど、歩き続けるか、休むなら座って20分くらい休む、というのを繰り返す方が楽。

が、実は帰宅してからが大変だった。頭痛・吐き気・関節痛。

うーん。疲労が出たのかもしれない。10kmくらいでへばるとは。

私は、人間ぶっつけ本番でも一日30kmは余裕で歩けると思ってるけれど、そう思う根拠ってやっぱり実体験があるからなんだよね。そういう昔とった杵柄もたまには磨いてやらにゃいかん。
  

お疲れさま! (まゆさん)

リュックの中身、本格的だね。

日頃からの備えって大事やなと思いつつ・・・。

歩くペースって人それぞれだから、それに

あわせるのが大変なんだよね、きっと。

長距離の実体験ってのは、・・・アレよね?アレ。(2007.05.07 00:59:24)

そりゃねー (藤沢さん)

めざすところがいちおう日本最高峰だから

それなりの準備はしとかないと・・・

長距離実体験はアレです。

ミッドナイトウォーキングでもいいけどね。(2007.05.07 06:19:24)