ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

骨董ジャンボリー 2006WINTER

骨董ジャンボリー 2006WINTER

本日初日。前売り2千円買って、アーリーバイヤーデイに行ってきました!

開場30分ほど前から並んで入場しましたが、絶対買うという品があるわけでもないので殺到することもなく、初日のおかげもあってか、ゆっくり入場、ゆっくり見ることができました。

とりあえず目的の大谷さらささんのお店へ。

厳選の品を持ってきていただいている雰囲気で、既に5~6人が見ていました。

さらささんにも気持ちよく接客していただき。気持ちよくお買い物。

着物を買って、会場をぐるり。18時までの4時間楽しんできましたよー。

戦利品は以下。

着物3枚と帯

さらささんのお店の価格は3千円から2万円程度のもの。

1万~1万5千円のものがやっぱり目に入り、買いたくなる。

左2枚が着物。3千円と8千円。一番右が帯3千円。

紫の絞りはデジカメでは巧く映らないみたいで、もう少し紫色が濃いです。

FIREKINGのメジャーカップ

最近、ファイアーキングやオールドパイレックスの本が出ていて、気になっていたのだけれど、近所の雑貨屋で取扱があるはずもなく(いっこ見たことがあるけどジェイドのマグが12000円!)、もしかして~と思ったらあるわあるわ。さすが流行り物。

カップだけみるとジェイド(翡翠色)が可愛いのだけれど、どう考えても珈琲とか牛乳とか入れたくない色だと私は思うのです・・・大体6000円。

白がかわいいけれど2500円。青が高くて一万円くらい。

なんでこんなに違うの?と聞くと、白はどこにでもあるから。とか言われた。

いやしかし、冷静に考えても2500円のマグは高い。マグたくさん持ってるし。

というので、はたと見たらメジャーカップがあるじゃないですか。かわいい。

ちょうど今まで使ってたビーカーをこないだ割ったばっかりだったので即決。

3800円を3000円にしてもらった。

いやこれも冷静に考えるとすげー高いメジャーだと思うんだけど、毎日使うしいいや。

ロゴがゴシック体なのは1940年代頃の古いタイプらしくて珍しいらしいよ。60年も使ってるものなのね。

蒸し碗

藍色の染め付け器が好きでよく見てしまうのだけれど、骨董品は高い。

高い器なんて日常遣いにできるわけがない。

しかし高い物を見た後で安い物を見ると買う気が失せるというか。

というなかで見つけた瀬戸物の器。5客3千円。ひとつにニュウがあって、ひとつは蓋にカケができているのでこの値段なのだそう。昭和に入ってすぐくらいの作品だからまだ80年くらいで新しいのよ、とお店の奥さん。80年で「新しい」って!

蓋付き蒸し碗は持ってないので即決。

藍色オンリーも好きだけど、碧や朱が入っているのもお洒落よねえ。

夢を買いました こういう形で売られていた

そして本日最大の衝動買い。ギャンブル買い物。

ていうか惚れちゃったからもうどうでもいいっていうくらいなんだけれど、

8千円のお猪口です。

うーわーおちょこに8千円なんて間違ってる。怖ろしい。

こんなものを私に買わせるなんて、なんて怖ろしいジャンボリー。

マイセンのお店に右のようなかたちで皿付きで置いてあって

染めの割りには何かが霞がかっていて良い感じー色もいいなーと見ていたら

店のおじさまが、

「これは明の時代のものでねーずっと海の中にあったから潮がついてこういう色になっているんだよー」

「ほんとは何円つけたらいいかわたしも分からないんですよ。もっと高い物なのかもしれないね。歴史を買うようなものじゃないですかね」

って。

別のお客様が、「おっ、これは海上がりだね、いいね」と言ったそうな。

海上がりって。明って。なんですかそれ。

いわれてみるとこの質感はたしかに海のもの。フジツボついてたらしき。

というわけで一緒に売られている皿の方はちっとも目に入らず、皿は要らないと言ったんだけれどタダだと思ってもらってきました。

ちょうどおちょこが欲しかったっていうのもあるんだけどね・・・

もう何時間も眺めてられそうです。

あと漆のお盆が8千円の小振りのものがきれいでうっとりした。

京友禅の黒引き振袖がすごく品が良くてこれもずっと眺めていそうな。

結婚式で一度だけ使ったきりのものなのだそうな。

10万円と言われて実は安いと思ったのだけれど、こんな高い物をサイズ違いで買うのが怖ろしくてやめました・・

3月にお誂え着物を一枚仕立てるのでそのときの寸法をちゃんと控えておこうと思います。次ああいうのに出会ったら買っちゃうかもしれん。

きょうは、カシミヤのケープコートを着てうろうろしたのですが、

お店の方の対応がいつもの骨董市と違ってびっくりした。

なんか、親切っていうか、丁寧っていうか。

やっぱり着ているものがいいものだと違うのかもしれん。

もっと50代とか60代になれば服装とかどうでもいいのかもしれないけど

骨董の世界からいうと私なんて場違いなくらい子供だろうからなー。

ハッタリくらいにはなったのかな。

神社や寺の骨董市だともっと得体のしれないものが集まっているけれど

さすがに業者も場所代払ってイベントに来ているだけあって

悪い物に高い値段がついているという感じはなく、

こういうのはこれくらいの値段がするもの、とか

こういう柄になると高いとか、安い理由高い理由を話してもらったりして

勉強になりました。

骨董市では一個惚れるものに出逢えればかなりラッキーだと思っているので

これからじっくり選んでいけたらいいかなー。

来年もまた行こう!
  

# うらやましい戦利品

06年01月11日(水) 17:11 - konane 

お店の方に説明を受けられるというのがいいですね。

一回こういうきちんとした骨董市に行ってみたいです。

大谷さらささんのお店も羨ましい!

そういや、うちのじいさんちから1950~60年代くらいの

ノリタケがごっそり出てきました。

結構コレクターズアイテムかも。

# ノリタケ

06年01月11日(水) 20:02 - 藤沢 

そうそう、ノリタケのお店もありましたよ。

一緒に古いウエッジウッドとかも置いてあるのでよく残ってるなーと感心しきりです。

ほんとコレクターズアイテムかも!

骨董のお店は、店に赴くとかなり場違い感があるので

こういう骨董市は敷居が低くて助かります。値段も書いてあるし。

どうぞ触って下さい~とか言われるんですけど

無理!コワイ!とか思いますよ・・・

さらささんのお店、銀座にもできたようなので東京に出たらぜひ。