ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

電子辞書を買う

電子辞書を買う

だんなさまが「電子辞書が欲しい」と言い出した。

だんなはだんな父が電子辞書好きらしくて、いくつか持っている。でも最近の電子辞書のコンテンツ数ってスゴイ。しかもいいねーと目をつけたのが音声。とくに旅行系の会話集は多ければ多いほどうれしい。さらにパット。タッチパネルで、パソコンの手書きパットみたいに読めない漢字とかを書いて探せる。

・・・らしい。

私は別にパソコンもネットもあるからいらないじゃない。と思ったのだけれど、久々国語辞典の解説比べをしていたら、なんだか私も欲しくなってきた。今メインで使っているのはMicrosoftの「Bookshelf」。これにgoo辞書で大抵が事足りる。私にとっては、大学1年のときに父の本棚から拝借してきた「Bookshelf」が思いのほか使いやすく、電子辞書というのはかつて一度も買ったことが無い。だから今回も、電子辞書じゃなくて、辞書のCD-ROM版かDVD版を買えばいいと思ってた。

しかし、そういうPC用の総合辞書って、ラインナップがものすご悪い。くそう。機能的にはPCに入れられるはずなのに。パソコンに入れる案は挫折。

まあ電子辞書だと旅行先やネットできないところであるといいよね。起動早いし。というわけで要望整理。いろいろ比較していると、自分の欲しい辞書が見えてくる。

というわけで備忘録。

◎持っている辞書リスト

CD-ROM「Bookshelf Basic 1.0」(PC常駐)

・国語大辞典(新装版)

プログレッシブ英和中辞典 第2版

プログレッシブ和英中辞典 第2版

・類語例解辞典

・故事ことわざの辞典

・電子ブック版・データパル 総合版 91-96

・データパル 97-98

辞書

新明解国語辞典 第四版

・現代俳句歳時記 大泉書店

ジーニアス英和辞典 改訂版

・ロイヤル英文法

・英語類語辞典 開拓社

・プチ・ロワイヤル仏和辞典 改訂新版

社会学小事典 有斐閣

・ブリタニカ百科事典(英語版)

・ハンディ家庭の医学

ネット愛用goo辞書

大辞林 第二版

・デイリー 新語辞典

・新明解四字熟語辞典

・EXCEED 英和辞典

・EXCEED 和英辞典

いやー調べたら持っている辞書って相当古い。考えてみたら高校のときに買ったものばかりだから古いに決まってるのだわ。でも英語系辞書は近年コーパスを参照して作り直されていて大違いらしい。

◎電子辞書を買うに当たっての要望リスト

1.せっかくだから旅行用英語(音声付)が入っているのが欲しい。

2.せっかくだから手書きパットが欲しい。

3.日本語類語(シソーラス)辞典がなんでもいいからほしい。

4.英英辞書がどうしても欲しい。

5.持ってない国語辞典(国語大辞典・新明解・大辞林以外)が欲しい。

6.逆引きもしくは部分検索必須。

100コンテンツとも言われる電子辞書を買うのだから、けっこういらない辞書も多い。そのなかで、こんなにコンテンツがあるならどうしても欲しいと思ったのが類語・シソーラス系の辞書。

司書系仕事なので調べものが多い。で、この調べもの作業には、同じものを示す別の言葉というのがヒット率を上げるためにはすごく重要なのだ。とにかく日本語系シソーラスは何でもいいからひとつ入ってたらよし。

で、英語だったら英英。ロングマンとオックスフォードのレビューを比べて、オックスフォードの現代英英辞典が最良とみた。だんな父(元・高校英語教師)もオックスフォードおすすめらしい。オックスフォードの現代英英が絶対に入っている電子辞書必須。

国語辞典は、ほんとは広辞苑が欲しかったのだけれど、どうも広辞苑というのは料金が割高らしくて、広辞苑の入っているタイプになると、コンテンツ数が減る。なによりオックスフォードの現代英英がなぜか外れてしまう。そして広辞苑とオックスフォード英英の両方があるのを見つけた!と思うと、大抵の辞書には絶対入っているはずの日本語のシソーラス辞書がはずれてしまう。ええーなにそれ。

つまり

パットがあって旅行外国語系の音声があって日本語シソーラスが絶対入っている電子辞書で、

オックスフォード現代英英か広辞苑のどちらかを諦めるという選択。

といって絞られたのが

・シャープPW-AT760(参照)(OXFORD英英あり・広辞苑ナシ・安い)

・カシオXD-SW6500(参照)(OXFORD英英ナシ・広辞苑あり・値段は妥当)

・カシオXD-SW6900(参照)(OXFORD英英あり・広辞苑ナシ・高い)

で、さらに調べてたら、シャープに入ってるジーニアス和英がかなり評判悪い。国語辞典のメインも大辞林だし。反応や検索速度も遅いし。しかも「液晶のシャープ」とか宣伝しているくせに、カシオより液晶が悪い。そりゃカラー液晶はきれいなんだけれど、カラーを選ぶとコンテンツ数減るんだよね・・・。まあ電池長く使いたいから白黒で構わないしテレビ見ないからワンセグ機能いらない。シャープ脱落。

英英(XD-SW6900)か広辞苑(XD-SW6500)かは、結局広辞苑を諦めた。広辞苑は第五版を買ったことがあって実家にあるのと(重いので使わなかった)、もうすぐ第六版が出るというので、ATOK広辞苑第六版が出たときにまだ欲しかったら買おうかなとか画策中。

XD-SW6900に入っているメイン国語辞典は、今愛用中の国語大辞典の元になっている日本国語大辞典の精選版だし。今思うと、父は小学館の国語大辞典が好きだったんだなーと思ったりする。CD-ROM版じゃない普通の辞書の方も実家にあったし(でもハンディタイプじゃないからでかくて重いんだよね・・・)。

いろいろ検索して結局一番高いのか~と思いつつ、実際に店頭で触ってみたら!

早いし液晶も細かいし!

うわー最新電子辞書ってこんな反応いいんだ!(実はこれが一番驚き)

長く使えそう。ポイント使って37000円で購入。(だんなが)