前回廃油石鹸を作ってから2年経過。そろそろ無くなってきた。というかさすが4リットルバッチ。使い切るのに2年もかかってしまったよ。
サラダ油は固まりにくくて傷みやすいというので石鹸に向かないということだったけれど、この2年は腐ったり変な匂いになったり変色したりカビが生えたりはしなかった。たしかにカチコチにはならなかったし乾かしても表面はべたべたするので、使用直前まで牛乳パックからは出さずにいたりしたけれど、おうち遣いなんだから、気にしない。食器洗い洗剤としては泡立ちも洗浄力もなかなかのもの。
さて、今回は、さすがに硬めにはしようと思い、水分量を減らして、ディスカウント率も下げてみた。
・廃油 3500g
・水 1100g(水分量30%)
ディスカウント率は3%程度。にしたつもりだけれど、実は廃油をしっかり量っていないので、どれほどか微妙。事前にローズマリーを時々替えつつ2ヶ月くらい漬けておいたけれど、それほどに色も匂いも移らず残念。11月も半ば、気温が下がってきたので、鹸化させるべく温度を高めでつくる。途中加温しつつ。
2時間くらいかかるかと思ったけれど、1時間くらいでもったり。色もシチューくらい白くなり、トレースもでたので容器に移す。牛乳パックにも入れたけれど、今回は容器に入れて作ってみる。食器洗剤なので、容器に入ってた方が便利。積み重ねて保存できるようにふた付で安くて、手頃なサイズ・・・・・というので、こちら。ごはん冷凍パック。
型入れ後の保温は発泡スチロールに入れるのだけれど、今回はさらに去年の残りのホッカイロなぞいれて保温してみた。鹸化が早く進みそうで期待。高温になりすぎないか心配。(ときどき開けてのぞいて様子をみるのを兼ねて、温度を下げる)
ところで高温で保温するとジェル化という現象が起こるらしい。色味が変わるとかマイルドになるとかいろいろあるらしい。ジェルステージについてはTaoさんのサイトで検証してあったが、どうせ使うのは早くても1ヶ月後なのでそう対して変わらないというのが実状のよう。
私が使う食器洗剤としてのメリットは、ジェル化することで泡立ちが良くなること。
デメリットは、柔らかくなること。
悩んだけれど、泡立ちが良いのは歓迎だし、柔らかいのは容器にいれてるからなんとかなるでしょ、と思い、ジェル化させるべくホッカイロはいれたままにすることにした。
さて、どうなるかね。
(3時間経過後、ホッカイロが膨らんでてキケン!急遽とりだす)
4リットルバッチでつくるのは、苛性ソーダが450g単位でしか売ってないため、残して置くのが怖いから。あと油量が1gぐらい違ってもディスカウント率が多少変動する程度なので、ちゃんと反応するしね。