ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

映画三昧でアパホテルプライドに泊まることにした

シネスイッチ銀座
たまには朝から夜まで映画漬け。

年末はスキーに行く予定だったのだけれど、スキー場に雪がないのでホテルをキャンセル。
せっかくなので「最寄りの上映館が都内しかない映画」を見に行くことにした。
最近はオンライン予約も一般化していて有難い。劇場情報を確認すると、土曜日でもそれほど入っていないので日曜日に予約せずに行っても大丈夫そう。
1本目は「テアトル新宿」「シネ・リーブル池袋」「シネスイッチ銀座
2本目は「シネスイッチ銀座」「新宿武蔵野館」。
3本目は「新宿武蔵野館」「ヒューマントラストシネマ渋谷」。
新宿で3本観るのが移動が少なくて楽だと思ったのだけれど、「新宿武蔵野館」のGoogleレビューが20年前と変わっていない(=前の人の頭で字幕が見えない)ので却下。
必然「シネスイッチ銀座」で2本と「ヒューマントラストシネマ渋谷」となる。
シネスイッチ銀座」は、夫婦50割引あり! 2400円で2人分とはありがたい!
長いこと「入れ替えなし自由席立ち見あり」で、開場まで30分並び、前から2列目の隅で観て、二度とこの映画館には行きたくないと思ったものでした。
▼前回観た「幸せになるためのイタリア語講座」。
幸せになるためのイタリア語講座 | シネスイッチ銀座

映画館をハシゴして日帰りで3本見れなくはないけれど、どうせなら都内で一泊してホテルでも映画三昧と決め込むことにする。
となると銀座線沿線で宿泊できるといいな、というので楽天トラベルを検索。
せっかくだから安さ第一ではなくて、「大浴場あり」「朝食付」「禁煙」で検索。
アパホテルプライド赤坂国会議事堂前に空きあり。
アパの最上級ホテルですってよ!50型テレビあるしキャスト機能あるからホテルでネトフリ~。

1本目「旅と日々」シネスイッチ銀座
www.bitters.co.jp
10:10上映だったので、有楽町イトシア地下のカフェでモーニング。
スクリーン1での上映だったので、ルーフバルコニータイプの2階席最前列で観ました。
いまどき2階席なんてないですのでそれだけでも足を運ぶ甲斐があるというものです。
三宅唱監督は「ケイコ 目を澄ませて」を「シネプレックスつくば」で観ました。
誠実な作風の人で好印象だったので、つげ義春「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」の映画化ということで引っかかった。
つげ義春も全部が全部好きなわけではないのだけれど、タイトルでストーリーわかるくらいは好きな作品。本棚にある漫画を読んで予習してから鑑賞。
原作をそのまま映画化しても現代に合わないだろうと思っていたけれど、「海辺」を神津島にしたのも良かったし、主演シム・ウンギョンというのが非常にハマってた。オリジナルの要素も味があって、つげ義春に寄り添った展開になってるのもよかった。

2本目「無明の橋」シネスイッチ銀座
スクリーン2での上映。12:40上映。
1本目と2本目の空き時間が1時間無いので、映画館の待合席でコンビニおにぎりをいただきました。
上映回を後倒しにして銀座メシにすることも考えたけれど12時台はどこも混んでいるし、シネスイッチ銀座では、飲食物場内お持ち込みOKだしね(通常は他店購入物はダメ)。
席は、中央付近I列3・4で観ました。
通常我々は左後ろの席をとることが多いです。
「無明の橋」は「布橋灌頂会」をモチーフにした映画。
「布橋灌頂会」は富山に旅行したときに「立山博物館」で知った。
どういう儀式かが見たかったのでドキュメンタリー的な映画を期待してて、でもどうやら人間ドラマ部分が長そうだというので、見るかどうかちょっと悩んでいたのだけれど、見てよかった!
余計な説明は一切無く、ちゃんと演出で見せて、分からせる話にしてあった。
儀式の衣装が左前の死装束になっていて、閻魔堂の閻魔様の顔が見られた。
真っ暗な画面に音だけ聴こえる演出が、さも目を閉じて歩いている気分になって、映画館で観てよかった、と思った。
私も「あの儀式がある」という、それだけで「安心するんです」と思う。

日枝神社
日枝神社へ参拝。茅の輪をくぐって、半年の穢れを落としてアパへ移動。
ホテルから出るつもりないので、夕食はコンビニで買い込み持参です。
高級感あるフロントではありますが、1秒チェックインでサクッと入室カード入手。
アパの最上級ブランドの特徴は下記(説明省略)
https://www.apa.co.jp/newsrelease/118277
「デスクとベッドの間のデザインカーテン」は、天蓋風でおしゃれではありますが、未使用。
「オリジナルシャンデリア」はまあなくてもいいかな。
「オリジナルベッド」はスーツケースを下に収納できる分、高さがあってちょっと座るには不便。
「50型以上大型4K液晶テレビ」いいですね~。これを使うために来ました。
「アパデジタルインフォメーションプラス」こちらは今やアパ標準機能ですね。
「ウェルカムドリンク」水・りんごジュース・お茶・コーヒーあり。
コーヒーはスタバのカプセルだったんだが、ドルチェグストの使い勝手が悪いということがわかって満足。こういう散々触れる機会(機械)て大事ですね。
スターバックスのカプセルコーヒー|コーヒーメーカー | ネスカフェ ドルチェ グスト

2025年10月から館内着が「浴衣」から「作務衣」に変更。
浴衣も悪いわけではないけれど、作務衣ははだけるの気にしないでごろごろできるのがいい。
予約はスタンダード低層階17500円でアパ直から予約したのだけれど、前日に見たら値下がりしてたのでキャンセルして予約しなおした。
税込14500円。コロナ以降は1泊20000円から値下がりすることがなかなかないので都内だと破格だと思われる。

3本目「箱男」ネトフリ
happinet-phantom.com
ネトフリは会社の福利厚生なのでCMが入る仕様ですが、いまだかつてなく福利厚生を使っています。
箱男」はネトフリで見られるって分かってすぐにマイリストに入れていたのだけれど、なかなか家で観る気にならなくて放置していたので、えいやっと観ることにしました。
石井監督作品では、「聰亙」時代の「水の中の八月」「ユメノ銀河」が好きで、「岳龍」作品では「蜜のあわれ」が好きです。
阿部公房好きで「箱男」も好きで、阿部公房的な演出は好きで、結構いい線いってる作品だと思いながら見てたのだけれど。
オチが極めつけにダメで、ちゃぶ台があったらひっくり返してたと思う。
「SSSS.GRIDMAN」最終回、ビートたけし座頭市」に匹敵するダメっぷりだった。

4本目「新幹線大爆破」ネトフリ
www.youtube.com
ネトフリオリジナル、というのがいくつかあって、「シティーハンター」「幽☆遊☆白書」が思いのほかよかった!という話を同僚にしたら、だったら「新幹線大爆破」観てください!と言われていて観た。
樋口真嗣は、庵野秀明と一緒に仕事してるときは、庵野のだめなところをよく補完してくれる天才だと思って観てるのだけれど、日本映画となると微妙に好みから外れる。樋口監督作品は、「ローレライ」「日本沈没」「のぼうの城」「シン・ウルトラマン」と観ているけれども、どうにも人間ドラマ臭くて、それが樋口作品の良さだとわかっているけれども、そこは見たくないんだよ。
という文句を、夫とブウブウ言いながら見られて面白かった。
私は技術者が困難に立ち向かって解決する話は好きだけれども、間に人間ドラマが入ると冷めてしまうのだ。
Youtuberも政治家も先生もうざいし、犯人もひとりで勝手に死ね、と思う。
自殺しようとする犯人を全員で押さえつけて、JR東海の司令塔陣がいつ来てもいいぞっていう画を見せた上での、鷲宮が見たかったな。

5本目「夏への扉」ネトフリ
natsu-eno-tobira.com
原作好きで、どうだかな~と思いながら観たのだけれど、すごいよかった!
原作が1956年っての、ほんとすごい。昭和31年にこのSF展開。ドリーム。
2時間映画とあって、サクサク展開が進むのがいい。
ほんとうに原作リスペクトな良作で、オリジナル要素もとてもよかった。
誰にでも勧められるいい映画。最近面白い映画ある?って言われたらこれ真っ先に挙げたい。
映画って、映画好き同士でも話ができるとは限らないっていうのを痛感している。
好み嗜好が偏りすぎてて、観たという話すらしにくい。
そういう垣根を飛び越えて、良かったよ、ぜひ機会があったら観て、と言いたくなる作品。

稲荷参道:山王稲荷神社
アパホテルプライド赤坂国会議事堂前」は、アパではたまに見かけるアトリウム構造(吹抜)で、部屋のドアを開けると外と気温がほぼ同じになる。
正直寒い。
アパホテルさいたま新都心駅北」では、アトリウムに雪が降ってて、幻想的・・・、ではなくて!風呂に行くのがすごい面倒に感じた。
館内着に羽織があるのも重宝です。
大浴場は23時を過ぎても「混雑」表示で、結局24時過ぎて入浴。
最上階17階に露天風呂あって、まあ外が見られるわけではないのですが、都内で露天風呂って贅沢。
カランも10個以上あって、内湯・露天・陶器の壺湯とあり、そこそこ広くてゆっくりできる。
その割に脱衣所が狭くて残念でした。
展望テラスは、夜景が見られていい、という話だったのだけれど、寒くてゆっくり居座るという感じではなく、こちらも様子だけ見て早々に部屋に戻り就寝。

朝食は7時からというので開店と同時に突入。
席は指定されるので席取り合戦しなくて済むの有難い。
2000円の朝食なので正直期待していたのだけれど、ルートインやスターホテルの朝食と同レベルと思われる。つまりカンデオより劣る。魚がサバしかなかったのが残念だったけれど、果物にはマンゴーあってびっくりだった。
返却棚がなくて係が食器を片付けてくれるのもうれしい、という意味では人件費代込の料金と思われる。

6本目「とんでもスキルで異世界放浪メシ2」ネトフリ
tondemoskill-anime.com
2シーズン最終回を見逃したので、1週遅れで視聴できる初日だったので視聴。

7本目「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」ネトフリ
spy-family.net
まあ映画館で見なくてもいいやと思ってスルーしてた。
本編とは関係ないスピンオフ作品なので、主要メンバーがサービスで登場しつつ、お約束の展開をお約束で観られて安心の良作でした。
SPY×FAMILYのアニメ化は、MISSION:5「合否の行方」の回が真骨頂だと思っているのだけれど、そのシーンが入ってきたのも良かった。

ヒューマントラストシネマ渋谷
ホテルのチェックアウトが11時なので、10時過ぎにチェックアウト。
渋谷駅は相変わらずの大工事中で迷路。すれ違い様に「渋谷終わってる」という会話を耳にする。ホントに終わってる。
昼食は映画館と同じビルのスタバで軽食。スタバいつもどこも混んでるのに、cocoti店は空いててよかった。

8本目「白の花実」ヒューマントラストシネマ渋谷
www.bitters.co.jp
ヒューマントラストシネマ渋谷」は初。
音響システム「odessa」が導入されたシアター1で観たいので、12:15上映回。
後発映画館なのに、前の人の頭で画面がやや隠れる程度に高低差がないのが残念。
「白の花実」は、映画の一枚絵だけで、内容全く見ずに観ようと思ったいわゆる「少女映画」です。
少女映画の金字塔「エコール」「ピクニックatハンギングロック」を彷彿とさせる、というだけで観ました。
結論から言うと、非常にもったいない作品だった。
110分作品なのだけれど、大人が出てくるシーンを30分削って、80分映画にしてほしかった。
莉花の父親と杏菜の母親のシーンは蛇足と思う。
予告を見ると「説明会」のシーンは削りたくないらしいな・・。
そんな「説明」いらないし、なくてもわかる演出にしてほしかったな。
邦画の「少女映画」はなかなか無いので、ほんとうに惜しい、と言わざるを得ない。
杏菜役の美絽が、市川実日子みたいで映画「blue」(原作:魚喃キリコ)を思い出した。
映画スチールの写真集があったら、「Afterschool コバルトデイジー」みたいな作品になるだろうから、欲しいなあ。

▼表紙だけでジャケ買いした「コバルトデイジー
eiga.com

9本目「ピクニックatハンギング・ロック」自宅
picnic-at-hanging-rock-jp.com
「白の花実」がどうにも不完全燃焼なので、家に帰って「ピクニックatハンギング・ロック」4Kレストア版を見た。
4Kレストア版ありがとう。ほんとうにありがとう。
白い衣装が全員デザインが違うのがよくわかるよ・・・(感涙)

というわけで2日間映画三昧。
ミニシアターから10年くらい離れていたけれど、それは単館系の映画を観なくなったわけではなくて、単に好みの映画がつくられなかったんだと思う。
好みの映画は、どこにいてもちゃんと情報が入ってくる。ほんといい時代になった。