ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

雪の向瀧でおこもり文豪気分

向瀧・はなれ
雪が降りました。

雪見障子
部屋から見る雪の庭。
まさに「雪見障子」。
「雪見障子」は、上半分が障子、下半分にガラスがはめ込まれた建具。
ガラスのところを隠すように障子が上げ下げできるので「猫間障子」が正しいらしい、「猫間障子」にはガラス戸がないらしいから、やっぱり「雪見」が正しいかな。
前日お布団を敷くときに番頭さんが障子を下げていきますが、雪が降ったので朝は自分で上げます。
結局テレビは一回もつけず。
奥座敷に文机があり、文庫の中にパンフや文化財の解説資料があったのでそれを熟読。
新聞も初日と翌日で変えており、福島民報福島民友が読めるのがいい。
雪を見て、活字を読み、雪を見て、ごはん食べて、雪を見て、温泉。
文豪気分。

回り廊下から見る雪
回り廊下からふと見る雪も美しい。
ちなみにスリッパは回り廊下の出口ごとに用意してある。

回り廊下
はなれの部屋からしか見えない庭ですら美しい。
庭の反対側の廊下には、はなれ専用のトイレと洗面があるのですがこちらは近代的に改装されております。うんうん。歴史的文化財でも、水周りは最新式にすべき。

昼間の庭
朝の庭はこんな感じ。墨絵のよう。
この年の雪見ろうそくは結局1/9からから開始となるのだけれど、竹筒が立ってない庭もいいなあと思うのです。
朝食は一番早い時間にしました。
朝もお部屋食。
夜はごはんをお茶碗1杯にしたけれど、朝はお櫃で出してもらって、2杯半もいただきました。
会津コシヒカリうまい。柔らかめに炊いてあるのも好みでうれしい。

はなれのお風呂
食後にもう一回お風呂に入ります。
はなれのお風呂は、はなれ専用です。
朝のお風呂最高。雪が見える。
折り上げの格天井かわいい。床のタイルもかわいい。ガラス戸もかわいい。
向瀧ではお風呂が他に3か所(きつね湯・さるの湯・貸切3つ)あるのですが、結局ここにしか入らず。合計3回入りました。
源泉に一番近いということで48度らしく、そのままでは入れません。
かけ流しでタプタプの浴槽から、最初に手桶でお湯を汲みだし、タイルを温め、蛇口をひねって水をダバダバ出してから湯もみ。それからようやく入れるようになります。
大人二人でいっぱいの小さな浴槽ですが、独占!いつでも入れる!
なんて贅沢なの。

蛇口
脱衣所に昭和28年の「温泉成分表」が飾ってあって、「カルシユームイオン」が「247.4ミリグラム」であることがわかる。
うん、かけ流しだからっていうより、蛇口回らないもんね。
カルシウムが多いってことは、まるでベビーパウダーに飛び込んだかのよう。肌がなめらかさらさら。
チェックイン(15:00)からチェックアウト(10:00)まで、目いっぱいはなれを堪能します。

大広間
仲居さんが大広間はご覧になられましたかと声をかけてくれて、真っ暗で見られなかったんですと話したらお帰りの際にご案内しますとお知らせしてくれて、チェックアウト時にスーツ姿の従業員が案内してくれました。
広い。格天井は、金具屋で見たサイズより小さいなと思っていたら、会津桐とのこと。
桐!しかも柾目の一枚板とは・・。もう絶対火事気をつけてください。
あとカメムシがあちこちにいますので注意。
▼金具屋の大きな一枚板が残る天井
nagareru.hatenadiary.org

檜舞台
こちらは「檜」舞台。脚でどんと踏み込むと、いい音が響く。
ちなみに館内地図には「中広間」というのもあって、位置的にはさるの湯の上、鉄筋の昭和中期エリアとなっている。行ってみると薄暗く物置となっており、今は使われていない部屋もある(館内地図では自家用となっている)。
中広間の掛軸は白い鯉だったから、はなれの掛軸の鯉(赤)と対になる掛軸なのかもと思ったりする。
魔改造している宿って探検し甲斐ある・・・・。
魔改造しているホテル探検
nagareru.hatenadiary.org


入母屋造りの屋根
入母屋造りの屋根が裏側から見える・・!
「書」がたくさん掲げてあって見る人がみれば楽しいのだろうけれど、私はそれほど詳しくないので、建築の方が楽しめた。
裏も鬼瓦がある・・。家紋は「丸に三つ柏」。
舞台幕やパンフをみると「丸に片手蔓柏」ぽい。
会津蘆名氏」が「桓武平氏」から分かれた血筋らしいし、会津藩の湯治場を「平田家」が引き継いだとされるから、そういうご縁からなのかな。

チェックアウト
チェックアウト時に振り返って雪の向瀧を眺めます。
仲居さんと番頭さんがお見送りしてくれます。

雪の向瀧
車が去っていくまで手を振ってくれます。
ロケ地巡り終わり。

お土産
お土産は、工房千想 青柳さんの会津中湯川人形。
ラストワンでした。楽天でも買えます。