ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

火遊びは大人の遊び

あすなろの里
冬の間に剪定した枝を灰にして肥料にするイベントです。

「水海道あすなろの里」は、日帰りの炊事場使用一人400円。
2人800円で「憩いの森(BBQ場)」の1セット(かまど・テーブル・いす)を一日使用できます。
当日は8:30から受付、16:00まで使用可。
リヤカーの貸出も無料でうれしい。
空いていれば前日でも予約できるのが気軽だし、支払いは当日で、にこにこ現金払い。
コンクリートいすなので、グラウンドチェアを持参してマット代わりに使います。
この日はテーブル5/6/7が使えないというので、9番を使うことにした。
それなりな斜面です。

お焚き上げ
守谷市は剪定枝を50cm以下に切ることで、燃えるゴミとして捨てられます。
でもそれをゴミとして捨てず、わざわざ施設料金まで払って、あえて自分たちで燃やす。
私の実家では、30年程前まで家庭用焼却炉があってそれで風呂も沸かしていたのだけれど、そんな時代は終わったなあと思う。

焚き火という火遊びは、楽しい。
でも焚き火をすると、一束600円ほどする薪があっという間に消えていく。
特にヒノキの薪は、まさに「火の木」というくらいあっという間によく燃える。
なので、キャンプでも焚き火は基本しない。
我が家では剪定枝を燃やすのが、年に一度の「焚き火の日」です。
昨年てるてる坊主を燃えるゴミに出すのが忍びないと思い焚き付けに使ってから、これからお焚き上げは自分でやることにした。
今年は、おみくじと厄除けの桃飾りをお焚き上げ。

焚き火材料
掃除道具と初期消火用のバケツも無料で借りられます。
剪定枝のほかに今年は鶏肉の骨も燃やすことにした。
手羽先や手羽元の鶏肉の骨。
手羽先や手羽元は食べたあと骨を残しておいて、捨てる前にその骨で出汁を取る。
出汁をとったら骨は燃えるゴミにしていたのだけれど、それを冷凍庫で残しておいて、今回の焚き火に投入。骨粉は肥料にいいっていうし。

雑草を燃やす
雑草を燃やすと草木灰になると思って、今年は雑草も燃やしてみたのだけれど、これはイマイチだった。よく乾燥させておいたのでよく燃えるけれど、煙が多いし、すぐ灰になるので、灰が消火の役割になってしまい、他の木が燃えにくくなる。
火力が安定するまでは煙が大量に出るので、他の参加者が来る前に燃やしてしまいます。
そういえば受付でもらった使用ルールの紙に、「禁煙」て書いてあったけど、「タバコ禁止」って意味でいいんだよねーと話しつつ。

太い枝も投入
剪定枝はしっかり乾燥させているので、太い枝もしっかり燃えます。
太い枝が炭になって熾火になる頃、料理でもするかという気になってくる。
熾火になるまで約1時間。

熾火で料理
「薪買って焚き火でバーベキュー」する場所ではあるのだけれど、私は焚き火で料理するの苦手。
調理器具に煤が着いて手入れが面倒だし、火力も安定しない。
キャンプでは基本的に焚き火はせずに炭で料理します。
熾火は炒め物とかには向いてない、煮込みやダッチオーブンの方が得意。
キャンプ歴20年以上でもダッチオーブンは持っていないので、基本温めるだけ料理です。

温めるだけ料理。
今回は水漬けパスタにチャレンジ。
100gの乾燥パスタを水筒に入れて、400ccの水を入れて放置。
ゆで時間を短くしたり、茹でずに炒めるだけで食べられるというので災害時にもいいかもと思い、やってみた。

ランチ
結果は、麺が伸びすぎたラーメンみたいになったので、吸水時間は2時間ほどでいいのかも。
我が家は、沸騰した水にパスタを入れて火を止め、既定のゆで時間で放置してから、再度沸騰するまで沸かすというのが通常のパスタのつくり方です。
2回沸騰させる代わりに吸水時間を長くして1回だけ沸騰させる、くらいの感覚で使うのがいいかも。
トマトとマイタケを炒めて麺と和えるだけのパスタ。持ってきて温めるだけのみそ汁。
家で切ってきた台湾パイナップル。
簡単ブランチ。

ブランチを終えて火の番をしながら、本を1冊読み終える。
4月に入ったら土曜に雨の日が続いてしまい、もっと早めの空いているシーズンにする予定が、かなり遅くなってしまいました。この日は他に3組。
1組はボーイスカウトだったので、火力が落ちた頃園内の散歩に出かけ、喧騒から離れます。
アルパカを撫でたり、孔雀を眺めたり。
リニュアルされたキャンプ場に行くと、見学者は受付までお来しくださいの看板がでて、入りにくくなった。
キャンプブームが落ち着いて空いてきたら利用してみたいものだけど。
灰を火消しつぼに入れて1時間ほどおいて消火、15時頃帰宅することにする。
もう一食つくるつもりで準備もしたけれど、今回は枝が少なかったというのもあって家で早めの夕ご飯。

肥料
落ち葉堆肥を作っていて、春に一回だけ切り返しをするので、灰はその時に混ぜ込みます。
ぬかと灰と陳皮(みかんの皮)。
秋にはりっぱな堆肥の出来上がりです。