ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

家から一歩も出ずに10日が過ぎた

お手製カリン茶
結局病院には行かず自宅療養、本日で終了。
夫が感染し、自宅療養していました。
妻は濃厚接触者になりましたが、夫からの感染は免れたようです。

10日前に体調を崩した夫が、念のため寝室を分けた方がいいかもと隔離開始。
8.5度の熱を出した時には、風邪かコロナかインフルか判別つかず。
翌日には6度台まで解熱したのでインフルではなさそう、と判断。
いずれにせよ正月で病院も薬局もやってないので、今の感染者対応ってどうなってんだ?と改めて調べる。

ありがたいことにかかりつけ医がホームページに細かく状況を出してくれており、検査キットで陽性反応が出たら、県のHPでフロー図を確認、市販薬を飲んで対応可能で、(急変しなければ)7日間で自宅療養が終わりでいいということだった。どうやら「軽症なら自分でなんとかしろ」という内容なので、今かかりつけ医に行くのは得策ではないと判断した。
「症状が出たらすぐ病院へ」と書いてあるページが多い中で、信頼できる先生がここまで書いているということは、本当に風邪レベルまで弱毒化しているのだと思った。
教科書で学習したウイルス変異が自分の人生で体感できるレベルで現実に起こっていることに感動すら覚える。

この3年で状況が刻々と変わっているので、どれが一番最新の情報なのか調べるのが面倒だが、インターネット様様です。
検査キットは1本から通販でも購入可能でセット買いもできる。
以前の信頼性の低い研究用とかいうのはもうほとんど出回っていない。
県と市では検査キットを配布するサービスをとっくに終了してました。
最寄りの取扱店舗は厚生労働省HPで調べられた。

夫の平熱は5度台なので油断ならぬと思っていたら、翌日に再度発熱。
あーこれはコロナだなというので、やっと正月休みが終わった最寄りの薬局に、検査キットを買いに行く。買いに行く前に電話して、一通りの説明を受け、夫用に2つ・妻用に2つ購入することにした。1個1600円。
検査キットは抗原検査。
発症の前後5日が有効らしいが、発症直後だと偽陰性の可能性が高いようだ。
インフルも発症直後は陰性になったりするから同じね、と理解。
陰性 陽性
症状がある夫は陽性反応ばっちり(線2本の方)。
会社に連絡すると政府が9月から打ち出した7日間療養ではなくて、10日間療養で11日目から出勤可能とのこと。
妻は濃厚接触者なので、5日間自宅待機、6日目から出勤可能。だけれども、夫からいつ感染するかわからないので、夫の療養が終わるまでは在宅勤務にした。

先の9月から色々取り扱いが変わったようで、夫は「発生届」の対象ではないので保健所への連絡不要。
県や市の配食サービスはとっくに終了。
検査キットはあくまで検査なので、医者が診断するのに「陽性者情報登録」しなければならないようだが、登録方法が面倒なのと、登録したところでメールが届くだけのよう。これは医者の手間を増やすだけだなと思い登録していない。つまり公表されているよりずっと多い人数で感染しているだろうなと理解した。
妻が在宅勤務できるので、宿泊療養より自宅療養の方が臨機応変に対応できそうと思い、宿泊療養は申し込みしていない。

そういえば保険適応はどうなったとみてみると、入院の場合のみ。
つまり診断されても軽症で乗り切れれば、保険金はでない。
つまり急変してから対応するのでも問題なさそう。

そういえば「イベルメクチン」どうなった?
というので調べたら「統計学的有意差を認めなかったことをお知らせいたします」とのこと。
期待していただけに残念な結果。まあ丸山ワクチンもいまだに認可降りてないしな。
実は1年程前に「お守り」と思って入手していたのです。
緊急承認された「ゾコーバ」はまだ入手できる状況にない。
急変の可能性があるのは発症から5日目前後が分岐のようで、夫に相談すると「せっかくだから虫下しするか」というので5日間だけ服用しました(どんな薬でも用法用量は守りましょう)。まあこういうのは気持ちの問題よね。

市販薬は、これまでに夫の風邪に効果があった薬を常備しています。
解熱剤、鎮痛剤、のどの薬、のどスプレー、どれも活躍しました。
大量購入しておいたトローチが大活躍でした。

家庭内感染は1人目の発症から2人目の発症までに2~3日しかないそうだ。
そこを乗り切ったから感染の確率は低い、とばかりに自己暗示をかけるのが大変でした(妻は自己暗示で発熱するタイプ)。
ちょっと寒気がしたらもしかして、のどが痛いともしかして、頭痛がするともしかして、と気分が上下して疲れた。
とりあえず葛根湯服用。気圧のせいかなというときには五苓散です。

お手製カリン茶
そういえば、つくっておいたカリンエキス出すか!というので、ここぞとばかりに使いました。
nagareru.hatenadiary.org

ちょうど正月に賞味期限間近の色々な備蓄を出してきたところだったので、それらを10日間で消費。
その中に、ポカリスエット(粉末)があり重宝しました。
水分補給と利尿作用に期待して、お茶類はたっぷり。
コーンスープやお茶漬けなども、すぐ作れるという点で重宝しました。
すぐ食べれるという点ではプロテインバーやお菓子類も便利でした。

普段の食事は、朝は5時食事なのでパンとスープ程度、昼間は会社でそれぞれに、夕食だけ一緒に食べるというくらい。
妻が毎日3食をつくるというのも、久々です。
普段から料理を毎日するタチではないので、備蓄消費は創意工夫の料理となって、いい気分転換にはなった。まあしかし、流動食に飽き、麺類に飽き、丼に飽き、インスタントに飽き、というところで、備蓄の見直しの機会にはなりました。
最後の方は、肉の塊食べたくなって、スパムがあってよかった。

感染対策は、まあ色々やりましたが、パストリーゼが一番対策している気分になりました。

気休めにやったこといろいろ。
・おうち消毒
・おうち掃除
・こまめに手洗いうがい
・家でもマスク
・寝室分け
・トイレ分け
・食事分け
・使い捨て手袋による食器洗い
・24時間換気(ロスナイ換気)
・オゾン消臭器
・ホタテパウダー(強アルカリ)入浴剤(夫は症状軽快まで入浴せず)
・体温計とオキシパルスメーターで経過観察

パルスオキシメーターはホームセンターで1500円で販売しているのを見つけてこんな精度のものがこんな価格でこんなところで買える時代になるとは!と買っておいた。
正常値で99~96%というところだけど、夫は平時で98%。
健康な時に夫がお酒を飲んで計ったら93%とかでて、なるほど病気でこの値がでたらやばいね、というので、いい目安になった。


熱は7度台と6度台をうろうろ。
7日間療養だと夫は解熱しているものの喉が痛い鼻水つらいという状態でしたが、10日目の今日はかなり楽になったようで、仕事のことを考えられるくらいは回復したみたい。
検査キットは仕事で外にでなければならなくなったら使おうと思っていたけれど、在宅勤務できたおかげで使わずに済んだ。有効期限は長いらしいので、次回に備えて保管。

さて、明日からひさしぶりに外出(出勤)です。