ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

風鈴を鬼門に飾って厄払い

階段の窓に風鈴
風の抜ける家が好き。

ホテル雅叙園東京の「和のあかり」展に行ったら、草丘の間に日本五大風鈴(盛岡・江戸川・小田原・高岡・姫路)の展示があって、いろんな風鈴の音を聴くことができた。

・南部鉄風鈴(岩手県盛岡市・鈴木盛久工房)
江戸風鈴(東京都江戸川区・篠原風鈴本舗)
・小田原風鈴(神奈川県小田原市・柏木美術鋳物研究所)
・真鍮風鈴(富山県富岡市・能作)
・火箸風鈴(兵庫県姫路市・明珍本舗)

中でも特に気に入ったのが、小田原風鈴の「鈴虫」。
欲しいな~と思ったら、ちゃんとミュージアムショップで売ってた。抜け目ないな、雅叙園

風通しのいい家を選んだだけあって、基本どの窓でも風鈴は鳴るのだけれど、階段の踊り場の窓(屋内)を定位置にしています。(うちは鬼門というより真北)
風鈴が鳴ると、風が抜けてるのがよくわかる。
逆に鳴りすぎてうるさいのは強風だから、うるさいし埃も入るので窓を閉める目安になる。
鬼門に風鈴を置くと厄除けになるっていうのは、たぶんそういう理由から。

鈴虫風鈴


もともとここには学生時代に購入した、Woodstock社のZephyrというウィンドチャイムを置いてました。
風が抜ける素敵な高原のミュージアムショップで、展示紹介されてたのを気に入って購入したもの。
これがまたすごくよく響いて、ちょっとした風でもよく鳴る。
ささやかに鳴る分にはいいけれど、うるさいのはご近所迷惑になるので、もう少し小さいのが欲しいなあと思ってたので交代です。

Zephyr は、ドアベルにすることにしました。
ドアベル

ところがドアに吊るしただけだと、ドアを開け閉めしても全然鳴りやしない。
いろいろ試行錯誤した結果、アームのような形がいいらしい、というのでだんなに手作りしてもらいました。
woodstock社のZephyr

実は落として糸が一か所切れているのだけれど、継いで修理しています。

我が家の玄関

だんなが、もっとじゃらんじゃらん鳴らした方がいいんじゃないの、というけれど、Zephyrはよく余韻を残すので、ささやかなくらいがちょうどいい。
もう20年以上聞いてるお気に入りの音。
つかれて帰ってきた時も、Zephyrがシャランと鳴ると、家帰ってきたなあと思うのです。