ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

大藤に会いに行く

神田明神
いとしと書いて藤の花。
「い」を10個縦に並べて、真ん中に「し」を書けば「藤の花」でしょう、という、この江戸時代からの言葉遊びが好き。
実家の家紋が下がり藤、というのもあって、藤の花は特に思い入れのある花です。
3月で2年続いた大きな仕事が終わったので、「結」守りを新調しようと神田明神に行ったら、本殿の裏手に藤の花が咲いてた。え、もう?!と思った。
今年は桜も早かったから、花が早そうだと思ってたけど、それにしても早い。
これは、あしかがフラワーパークの大藤の満開が、GWより前になるかも、と思いつく。

1996年に現在地に移築し、なおも枝を広げる「奇跡の大藤」。
ずっと見てみたいと思っていたのだけれど、GWに満開を迎えるので、その密集たるや、とても車で行く気にならず近づけない。
2018年両毛線に「あしかがフラワーパーク駅」開業。
あの両毛線に、大藤のためだけに、新駅ができるほどの人出・・とますます敬遠してた。
東京都に4月25日から3度目の緊急事態宣言が発表されると聞いて、これは、今だったらゆっくり見られそう、と出かけることに決めた。
www.ashikaga.co.jp

調べると、今年の大藤は観測史上最も早い開花!
去年下見をして、園の駐車場が通常期でも300台 、繁忙期に至っては6,000台の無料駐車場を確保していることは知っているけれども、それでもパーク&ライドします。
小山駅のコインパーキングに駐車。始発に乗ります。
あしかがフラワーパーク駅
6時30分には駅に到着。開園7時(!)の入場列に並びます。
入園料が開花状況により変動するってことは、一番高い時が一番花が咲いてるってこと。
チケットの購入待ちもしたくないので、最大入園料1,900円(2021/4/20 ~ 2021/5/3)を事前にコンビニで1,700円で購入。

果たして、満開でした!
満開
写真で知ってたけど、ほんとにすごい。
「咲き誇る」という言葉がふさわしい。
満開
目の前に神様がいる感じがする。
祠のひとつも置きたくなる。
すごい、という言葉しかでてこない。

去年と同じアングルで。
満開
満開
nagareru.hatenadiary.org

夏に見た時にその枝ぶりだけですごいと思ったけど、花が咲くってこういうことかと思う。
藤が移転した96年が、私が関東に住みはじめた年。
つまり関東に来て25年。ようやく見られました。

八重藤
八重藤の方が薫り高い。葡萄みたい。
ひとしきり大藤4本を堪能して、園内を散策です。
薄紅も満開
他の藤も満開
黄藤や白藤は時期がちょっと遅いらしくて、花はまだでした。
大藤4本以外も、あちこちに藤の花は植えて合って、そのどれもが、そこらへんで見る藤よりずっと大きな藤なのだけれど、大藤に圧倒されすぎて、小さく感じる。
野藤も満開
でも園から見えた園外の木の野生の藤も、私は大好きです。
藤の花は、日本原産の固有種なのだそうです。
7時から入園して、さんざんぱら花を堪能し、レストランでブランチし、人が混み始めたので昼には退園。夜のライトアップも見たい気がしたけれど、密を避けます。
小山に戻ってハーヴェストウォークの小山遊園地の名残を眺めて、今回の旅は終了。