ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

中古の家でも資産価値は高く税金は安くしたい

シジュウカラの来る家
固定資産税の縦覧をしてきた。
www.city.moriya.ibaraki.jp
評価額が適正かどうかを確認することができる制度ですが、利用できるのは4月だけなので、仕事休んで行ってみました。
固定資産税に関わる資料は以下の3つ。
(1)土地価格等縦覧帳簿
(2)家屋価格等縦覧帳簿
(3)固定資産課税台帳(名寄帳)

市役所税務課に行って話を聞くと、記載してある固定資産評価額はどれも納税通知書の明細に書いてあるものと同じなのだそうだ。
私は(3)名寄帳をみれば、我が家のどの設備にどれくらい課税されているかがわかるのだと思ったのだが、そんな情報はありませんでした。そしてそういう明細はわからないとのこと。(そうはいっても家屋調査している記録はあるはずだから、情報公開請求でもすれば出てくるのかもだけど)

家屋については、新築時に家屋調査が入り、その時点での内容で課税される。
その後、建て替えをしない限り、課税対象となる設備が増えても減っても、再度家屋調査をすることはなく、課税内容は変わらないのだそうだ。(増築の場合は増築部分が家屋調査対象)
今後、外壁や屋根の張り替え・太陽光パネルや床暖房を設置しても課税にはならない。
けれども、既存の設備を撤去したからといって、減税もされない。
つまり、我が家は小さい家ながらトイレが2つあるのだけれど、それが1つになったからといって減税されるわけではない。

材質や設備で課税内容が変わるけれど、どれにどれくらい課税するかは、自治体によって違うらしい。確認してみたら、既に撤去した追炊機能・浴室乾燥機は、当初より課税されてないということだったので一安心。

縦覧は、自分の土地・家屋以外に、市内の他の土地や家屋の評価額を見て、適正かどうか(妥当性)がわかるというもの。
(2)家屋の評価額は、築年・構造・材質・設備で変わってしまうので、隣の家との比較はあまり意味がないなあと感じた。
(1)土地については、我が家の両隣・裏・道路の反対側と見せてもらった。
固定資産評価額は地価公示の7割、路線価は地価公示の8割、というので、ある程度予測はついていたけれど、開示されている路線価から計算した価格からすると妥当なところです。

驚いたのは路線価が同じでも、整形地と非整形地でかなり評価額が変わることがわかり、整形地って税率も高いんだなーと痛感。
ちなみに我が家は整形地ではなく、ほんの少しだけ台形になっている。
隣の整形地と1平米あたり約2000円の差があり、200平米だと評価額にして40万以上の差、納税額にして年5400円の差が出る。
土地を購入するときに、角地は高いとか三角地は安いとかいうけど、単に購入時だけでの話ではなくて、その後毎年の固定資産税にも影響があるとわかった。

リビングから車が見える家

守谷市は、大規模盛土造成地で住宅化した町だ。
この点がいくらか地価に反映されていると思うけれど、基本路線価と土地の形で評価額が決まるとのこと。切土地か盛土地かで価格差がでることはない、ということもわかった。
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色々確認してみたけれど、我々の年収と資産価値と納税額の兼ね合いとしては、ちょうどいいところなのではないかと思っている。