ひな菊と黒い犬

まあまあそこそこほどほど

手放したくないコップを収納用品として使う

キッチンスライド収納
キッチンのスライド収納。
ステンレスたわしやステンレス石鹸を入れているのは、使わなくなったコップです。

食器を溺愛していたときは、必然コップも増えた。
グラス・マグカップ・スープカップ・紅茶用のティカップ日本茶用の湯呑・中国茶用の茶器。
カップをお店のように並べたいと思った時期もあって、そうすると、いただくプレゼントもコップだったりした。

最初に、耐熱でないガラスコップは簡単に割れるので買わないことにした。
それで、5年くらいデュラレックス等の耐熱ガラスを愛用したけど、割れるときに豪快に砕けることを知って、次に耐熱ガラスのコップを買わないことにした。
冷たいジュースも温かい紅茶も、耐熱ガラスで飲んでいたけど、やめた。
今残っているデュラレックスは、保存容器として使うことにしてる。

それから、紅茶・日本茶中国茶と、箱で持ってた茶器セットを売った。
私がお茶類が好きだとわかると、茶器セットをプレゼントしてくれる人がいる。
元々、薄い紅茶カップは、欠けやすく取っ手が取れるので買わないことにしているし、急須は単体で十分に持ってるので茶器セットは買わない。
貰うとありがたいしうれしいししばらくは飾って眺めるけれど、眺めるだけ。
私は、気に入ったものはもったいないと思わずに使うことにしてる。だから箱ものは、素敵なだけで、普段遣いしたいほど実は気に入っていない、と気づいたのだ。
箱があるものは全部売る、と決めて手放した。ここまでが10年ほど前の話。

そして、砥部焼のマグカップを最後に、もうコップを買わない、と決めた。
砥部焼は割れない。欠けもしないし、ひびも入らない。
肉厚で口当たりが柔らかい。
白くて水色がよくわかるので、温かいものも冷たいものも美味しそうに見える。
砥部焼は重いのが難点と言われるけれど、そう重さも感じない。

そうやって使わなくなったマグカップは、収納用品になっています。

鏡裏(左) 鏡裏(右)
歯ブラシを立ててるスタバのマグカップはいただきもの、化粧筆を立ててる白のコップは実は内側にヒビが入っている、綿棒を入れてる琺瑯カップは落としてガラスが割れて錆びてる。
唯一プラスチックでないといけないと思って買ったKEYUCAのカップは、うがいにもハミガキにも使う。
ノベルティでもらったスバルとDINEXのコラボカップは、今や日常使いだけでなく、旅先にも欠かせない。
欠けて、金継ぎして、ペン立てになってるのもある。
どれも好きで手放したくない。

正直、飲み物を飲むため、であれば砥部焼のマグカップ以外は、なくても足りる。
でも真木孝成さんの湯呑(笠間焼)は、冬の日本茶を入れてぽってりと手に包み込んで飲むのが好きだし、豊田恭子さんの青白磁のコップ(笠間焼)はその繊細さを愛していて、夏の氷を入れる飲み物にふさわしい。
コーンスープに使うスープカップは、わざわざモスバーガーで使われているものを取り寄せして買ったもので、朝のスープはやっぱりこれ、と思う。
つまり今のところおとな二人で合計4種・8個が生き残り。

ああ、あとキャンプ用に使ってるチタンのコップがある。
このまま、一生コップを買わないとしたら、チタンが最後に残るのかもね。