人間、冷静になろう、て思って、すぐに冷静になれたら苦労しない。
誰かに諭され、意味を考える中で冷静になっていくのだ、と思う、今日のこと。
どうして？ってくらい偶発的に嫌なことばかりが重なって最悪な日には、厄払いに宝くじを買うと決めている。
大事なのは、宝くじを買うことではなくて、宝くじを買おうと思い立つことができるかどうか。
最悪な日には最悪な事象に頭が囚われすぎていて、宝くじを買うと決めているのに、宝くじを買うという発想すら出てこない。
宝くじを買おうと思えたときには、最悪な事象から少し思考が離れたことに気づける。
それと同じように、自分でどうにもならないことを支離滅裂に努力する、ということを、なるべく早く放棄して冷静に事態を見極め対処する方法として、カードを使うことにしている。カードはなんでもいい。そのときに心を預けたいと思えたものであれば、それこそ宝くじでもおみくじでもいい。かつて会社を退職すべきか悩んだときに、浅草寺で大吉を引いたように。神託というと仰々しいけれど、つまり天気予報のようなものだと思ってる。
傘を失くしたと気づいて、すぐに秋葉原の駅前にある店の入口の傘置き場だ、と思った。
その店に入る直前までは間違いなく使ってたのを覚えてるから。
「表がベージュで裏が遮光で黒の折りたたみ傘はないか」と電話で聞いたら、しばらく探してくれたようだけれども「裏が遮光の傘というような特徴的な傘はない」というのであきらめて電話を切った。
絶対に店にあると思ったから、入口に置いたから誰かが持って行ったのかも、対応してくれた人がちゃんと見てくれてないのかも、裏が遮光かなんていちいち確認してなさそうだし、そういや探してくれたのにお礼のひとつも言えなかった、と嫌なことばかり考える。買ったばかりの傘なのにまた買うのかとがっかりして、朝から失ったもののことばかり考えてしまう。一日が憂鬱、と思ったときに、タロットで占ってみよう、と思いついた。
そう思いついたら、ちょっとだけ憂鬱の気が晴れた。
紛失物・探し物占いのセオリーとしては、まず探し物が見つかるかどうかを占い、そしてありそうな場所を一つ一つYES/NOで占うようだ。
タロットカードは持ち歩いてないのでアプリ。
私が使ってるアプリにはYSE/NOスプレットがないし、やり慣れてるワンオラクルで占うことにした。
play.google.com
タロットは色々あるけれど、複雑なのは苦手なので、カードの枚数が少ないスプレットの時には、ウエイト版タロットカード大アルカナしか使用しない。
アプリの結果のカードから、結果の意味を自分で考える。
アプリの解説を読んで、カードの意味とかをネットで検索し、解説がしっくり納得できるか考える。
まあ自分で考えるっていっても、考え方の基本となってるサイトはこちら。
column.oze123.com
Ｑ．探し物が見つかるか → Ａ．女教皇（女司祭長）＜逆位置＞
http://column.oze123.com/lyrical/library/tarot/major/major02.htm
逆位置が出たので、見つからない！と敗北感を味わう。
「未来へ対しての不安がいっぱい」と図星をさされて、まさに現状を示すカードだわ・・と面食らう。
状況を逆転させたいときは、カードの正位置の意味を見るのがいい。つまり正位置の「知性や賢明さを持って対処」すれば見つかるかも、ということか。
Ｑ．電話した店にあるか → Ａ．世界＜逆位置＞
http://column.oze123.com/lyrical/library/tarot/major/major21.htm
逆位置、ない。「中途半端な状態であきらめている」と出たので、仕事帰りにもう一度行ってみることにした。別の方が対応してくれて「そもそも保管している傘の中に折りたたみ傘がない」という明快な回答を得て納得する。店じゃないなら、電車の中だ。お礼を言って後にする。
Ｑ．ＴＸ秋葉原駅にあるか → Ａ．力＜逆位置＞
http://column.oze123.com/lyrical/library/tarot/major/major08.htm
逆位置、ない。3連続逆位置で泣ける。
折りたたみ傘のカバーは持っていたので、駅員に見せて「この柄と同じ傘はあるか」と聞くと、データベースを検索してもらう、というので電話をかけてくれた。失くした日は明確なので、日付指定で絞り込みできる。「白に近いベージュで植物の葉っぱの柄が緑の折りたたみ」はあるかという駅員の問いに、つくば駅に「黄土色の折りたたみ傘」という記録がある、という回答。駅員が「黄土色ですかねえ？」と首をかしげていたけれど、ベージュを黄土色と記録する人もいるかもしれない、と思えた。
カードの意味は「行動する前から逃げ腰なら成功しません」、・・つくばまで行ってみることにする。
ここで思い立って別のサイトで検索。
https://micane.jp/fortune-tarot-lostitem
Ｑ．失くした傘はどこにあるか → Ａ．戦場＜正位置＞
サイトの解説によると「ごみ箱」「早くしないと捨てられますよ」。まあ、遺失物保管だとすると、持ち主が取りに行かなければいずれ捨てられるからごみ箱のような場所かも。
Ｑ．関東鉄道守谷駅にあるか → Ａ．愚者＜逆位置＞
http://column.oze123.com/lyrical/library/tarot/major/major00.htm
逆位置、しかも愚者。つくばまで行くのが面倒なので、もしかして関東鉄道バスが持ってるかも、と占ってみたけど、これはかなりの見当違いのよう。「思い切れていません」って、つくばに行くの面倒って見透かされた気分。
Ｑ．ＴＸつくば駅にあるか → Ａ．塔＜逆位置＞
http://column.oze123.com/lyrical/library/tarot/major/major16.htm
塔の逆位置！ タロットで一番見たくないカード・塔。正位置でも逆位置でも、お先真っ暗（真っ白）感ある。でも「粘り強くすぐに取り組む必要がある」「変化は突然起こります」・・あるとしたらここしかない。
というわけで、ありました。
よかった。ほんとうによかった。また新しいの買えばいいや、とか、秋葉原からつくば駅まで行くの面倒とか、諦めなくてよかった。
もう見つからないって思いこまなくて、よかった。
今日電車の中で、誰かが忘れた傘を何食わぬ顔して持っていく人を見た。私の傘もああいうふうに持っていかれたんだと思った。
そりゃ考えてみれば、秋葉原から乗って電車の中に置き忘れれば、終点のつくば駅で拾得されるから当然つくば駅にあるはずだけど、つくばに行くなんて、失くしたと気づいたときには思いもしない。
家族や友達や同僚に、どこにあるか一緒に考えてよ！なんていうのもバカらしい話で、たまにする占いは、重宝してる。
タロットで探そうなんて、思えた今朝の私をほめてあげたい。
